殺人、大統領暗殺未遂まで......

「切り刻み、犬の餌にしてやる」! セレブのストーカーによる衝撃事件簿

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ストーカー事件で映画界から引退しかけたジョディ

 2月中旬、元恋人と親権争いを繰り広げているハル・ベリーが、精神病棟から逃げ出したストーカーから逃れるために、娘を連れてフランスへ移住することを考えているというニュースが流れた。このストーカーは、20年ほど前にマドンナをストーキングして逮捕された男であり、禁錮10年の刑を受けて服役。出所したものの破壊行為で再逮捕され、精神病院に強制入院していた。精神状態はかなり悪く、入院する前からハル・ベリーを殺すと繰り返し発言。「首をかっ切ってやる!」とハルを脅迫し、恐怖心を与えていた。幸い、このストーカーは1週間後に再び入院させられたが、ハルの心は穏やかではないだろう。

 職業柄、ストーカー被害者になりやすいセレブスターたち。今回は、世間に衝撃を与えた「セレブのストーカー事件簿 5」を、お伝えする。

第5位 ケイト・ブッシュのストーカー: フランク・トゥファロ

 マンハッタンに住むフランク・トゥファロは、10代の頃から、「嵐が丘」など美しい楽曲を歌うイギリス人歌手ケイト・ブッシュの大ファンだった。昨年11月ケイトは6年ぶりに新作アルバム『雪のための50の言葉』をリリース。頻繁にメディアに登場するようになり、フランクはケイトへの強い絆を感じるように。

 いてもたってもいられなくなった彼は、電子メールでラブメールを送った後に、ティファニーで37万円のダイヤとサファイアの指輪を購入。ケイトにプロポーズするため飛行機に乗りイギリスへと飛んだ。空港近くのホテルに数日間滞在し、ダンスを踊る自身の姿や指輪を箱から出し「じゃ~ん! こうやって決めるぜ!」と練習する姿をビデオカメラに録画した彼は、12月26日、意を決してタクシーに乗り彼女の自宅へと急いだ。しかし、呼び鈴を鳴らしても誰も出てこなかったため、フランクは窓を割り家の中に侵入。8分ほどで「罠だ!」と思い逃げたが、近所の人に通報されていたため、すぐに警察の御用となった。

 逮捕されたフランクは精神衛生法に基づき拘束され、2012年1月6日、英国国境警備局の局員に付き添われ強制送還に。ニューヨークではFBI捜査員に引き渡された。現在、フランクは自宅に戻っているが、メディアの取材に対して「ケイトとは強い絆を感じる。オレが守らなければ」と言い、ケイトとメールのやり取りを行っているのだと嬉しそうに語っている。

第4位 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(マイケル・ダグラス)のストーカー: ドーネット・ナイト

 2004年6月、ビバリーヒルズに住む32歳のドーネットが、キャサリン・ゼタ=ジョーンズへのストーカー行為と脅迫罪で逮捕、起訴された。ドゥワンネットはマイケル・ダグラスと愛人関係にあると妄想し、2003年10月から2004年5月の約半年にわたり、キャサリンを「殺してやる」と脅迫。「お前を殺し、切り刻み、犬の餌にしてやる」などと書いた脅迫状を送り、電話をかけ続けた。

 ドーネットいわく、2002年にサウスビーチのパーティーでマイケル・ダグラスと出会い、愛人関係になったとのこと。口止めにお金を手渡されたそうで、逮捕時に所持していた2,600ドル(約21万円)の出所について聞かれると、手切れ金の一部であると主張。「私は別に誰の結婚生活も……マイケルの結婚生活を壊したいわけじゃないし」と不敵に笑ったという。

 拘置所で精神安定剤を大量に飲み自殺を図ろうとするなど、精神状態は不安定であったが、裁判官は責任能力はあると見て、彼女に有罪判決を下した。裁判では「愛人だから」という妄想に基づき、無罪を主張し続けたドーネットだが、最終的には司法取引に応じ、禁錮3年とキャサリンに200ドル(約1万6,000円)を支払うことで決着がついている。

 なお、証言台に立ったキャサリンは「あなたがやったことを私は忘れることができない。生涯、誰かにストーキングされているのではないかと脅えながら生きていくことになるだろう」と怒りに肩を震わせながら訴えていた。

第3位 ユマ・サーマンのストーカー: ジャック・ジョーダン

 高校生時代は学級委員長や水泳チームのキャプテンを務めるなど、ごくごく普通の青年だったというジャック。大学に進学し、コロンビア大学でチベット仏教学を教えているロバート・サーマン教授に興味を抱いたことがきっかけでユマを知り、たちまち彼女の虜になってしまった。

 2005年1月に映画『Gガール 破壊的な彼女』の撮影現場に現れ、ユマのトレーラー(控え室)に「オレの手は常にキミの身体に触れていなければならない」などとびっちり書いたポストカードを残したのがストーキングの始まり。ユマが2人の子供と暮らす家にも現れるようになり、インターフォンを押すなど次第にエスカレートしていった。

 ジャックは2007年10月、ストーカー行為と悪質な嫌がらせの罪で逮捕、起訴され、裁判にはユマも出廷。大量に送られた手紙に、「やわらかな」「接吻」「誘惑する」など性的な言葉が綴られていたこと、首のない新婦の写真、剃刀や墓場の絵が描かれたポストカードを送りつけられたことなどを明かし、「悪夢だった。とても怖かった」と証言した。ジャックは有罪判決を受け、5年間の接近禁止令、3年間の保護観察、精神科の治療を受けるよう命じられた。

 しかし2010年10月末、接近禁止令を破り、ジャックは再びユマの事務所と携帯電話に電話をかけてしまう。ジャックの両親は「息子は謝罪したくて電話をかけた」と主張したが、逮捕しようと警察官がメリルランドの家に踏み込んだとき、彼はユマをグーグル検索している最中であったという。自分こそがユマの運命の男と信じ込んでいるジャック。暴力は振るっていないとはいえ、この手の悪質なストーカーには厳しい禁錮刑が必要だという声が多く上がっている。

第2位 レベッカ・シェイファーのストーカー: ロバート・ジョン・バルド

 父親は厳格なアメリカ空軍下士官、母親は日本で生まれ育った日本人。7人兄弟の末っ子として生まれたロバート・ジョン・バルドは精神的、肉体的な虐待を受けながら育った。その結果、彼自身も人を精神的に追い詰めることが得意な少年へと成長。気に入らない担任教師に脅迫状を送り続け、入院するまで追い詰めたこともあったという。

 こだわりの強い性格でもあったロバートが最初にストーキングしたのは、「アメリカ史上最年少の親善大使」ことサマンサ・スミス。13歳のときに長距離バスに乗り彼女に会いに行っているが、当局により地元に追い返されてしまっている。サマンサへのこだわりは、彼女が飛行機墜落事故死するという形で幕を閉じた。

 その後、ロバートは、アイドル歌手のティファニーやデビー・ギブソンに強いこだわりを持ったが、次のストーキング・ターゲットとして選んだのは、毎週TVで放送される人気ドラマ『My Sister Sam』に登場する若手女優のレベッカ・シェイファーだった。

 16歳のロバートは、寝ても覚めて彼女のことを想うようになりファンレターを送った。単なるファンレターだと思ったレベッカは、「これまで受け取った手紙の中で一番美しい内容だった」と返信。彼女も自分を愛していると確信したロバートは喜々としてラブレターを送るようになったが、気味悪がった事務所は彼の手紙をレベッカに手渡すのを止めてしまった。ロバートはプレゼントを持って撮影現場に通うようになったが、警備員に阻止されレベッカに会うことはできない。そんなある日、映画『Scenes from the Class Struggle in Beverly Hills』でレベッカがラブシーンを演じているのを見て、裏切られたと激怒。彼女を殺すことを決意する。

 1989年7月18日、ロバートは3年間ストーキングし続けたレベッカのアパートへ、マグナム銃を持ち向かった。そして呼び鈴を鳴らし、何の疑問も持たずにドアを開けたレベッカに銃を発砲。彼女はほぼ即死状態で亡くなった。

 数日後、自首したロバートは彼女のことを愛していると言い、裁判で終身刑が言い渡された。なお、彼もジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマン同様、『ライ麦畑でつかまえて』の本を持ち歩いていたが、「真似したわけでない、偶然だ」と主張している。

第1位 ジョディ・フォスターのストーカー: ジョン・ヒンクリー・Jr.

 父親は大企業の社長という恵まれた環境に育ち、学業も運動もできたジョンが生まれて初めて挫折を味わったのは20歳の頃。ソングライターになるためテキサスからL.A.へ出たのだが全く芽が出ず、当時交際していた彼女にも裏切られてしまったのだ。失意のどん底に落ちた彼は1976年、映画『タクシードライバー』を観て、「腐敗した現代社会を一掃しなければならないという妄想に取り付かれた」主人公に自己投影するようになる。そして主人公が救った児童売春婦役を演じた、当時13歳だったジョディ・フォスターに狂おしいほどの恋心を抱くようになった。

 1980年にジョディが女優活動を停止し名門イェール大学に入学したとき、チャンスがめぐってきたと確信したジョンは、自分も同大学に入学。彼女へのストーキングを開始した。しかしことごとく無視され続け、ジョンは「彼女の気を惹くためには自分もビッグにならねば」と思うようになる。彼が思いついたビッグになる手段とは、なんと大統領を暗殺することだった。

 1981年3月。「この7カ月間、たくさんのポエムやへラブレター、ラブメッセージを贈ったのに、電話でも何度か話をしたのに、僕たちの距離はなかなか縮まらない。もうこれ以上、待てないよ」「君の心を射止めるためにロナルド・レーガンを暗殺する。彼はボクに殺される。君は英雄になったボクを尊敬し愛してくれるよね」という手紙を、いつものようにジョディのドアの下に入れて、ジョンはワシントンへ飛んだ。そして、3月30日、会議演説を終えホテルを出ようとしていたレーガン大統領に向けて銃を6発発砲。報道担当官、警官、シークレットサービス、そして大統領に銃弾を浴びせた。

 ジョンは抵抗することなくおとなしく逮捕され裁判にかけられたが、ジョディへの愛を語るばかりで、精神的異常者と診断され無罪に。精神病院に強制入院させられたジョンは、「ジョンとジョディは世界一有名なカップルになった。ファンとスターではなく、ロミオとジュリエットになったんだ」と恍惚の表情を浮かべたという。彼は今なお入院生活を送っている。

 なお、第2位として紹介したレベッカ・シェイファーを殺害したストーカーは、彼女の自宅アパート住所を、免許証を発行しているカリフォルニア運輸局の情報端末から入手しており、事件後、運輸局で公開する個人情報を厳しく制限する法令が制定された。また、この事件がきっかけとなり、1990年、カリフォルニア州初のストーキング防止法が制定されている。

 キャサリン・ゼタ=ジョーンズが裁判所で証言したように、ストーカー被害者は、ストーカーが逮捕され、刑務所や精神病院に入れられたとしても、そのストーカーが生きている限り、何年たっても不安な気持ちで過ごすことになる。ストーカー被害が減ること、また、これ以上、ストーカーによる重大犯罪が起こらないよう、祈らずにはいられない。

『アイドルとつき合う方法』

妄想だけにしておこう。

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