誰かのおかげで何もしなくても好感度アップ

ウィリアム皇太子・キャサリン妃が好感度爆上げ! 公務中の動画に「素晴らしい」と称賛殺到のわけ

2023/10/10 18:48
堀川樹里(ライター)
ウィリアム皇太子・キャサリン妃が好感度爆上げ! 公務中の動画に「素晴らしい」と称賛殺到のわけの画像1
将来の素晴らしい国王・王妃への期待が高まっているウィリアム皇太子夫妻(写真/Getty Imagesより)

 ウィリアム皇太子が公務先での集合記念撮影中に「誰が私のおしりをつねってるんですか?」とジョークを飛ばし、一同をとびきりの笑顔にさせた動画がSNSで話題になっている。キャサリン妃も先週、訪問したハル大学で障害者ラグビーリーグ・Hull FCの練習に参加し、メンバーたちと楽しそうに交流している姿を報じられたばかりで、夫婦そろって好感度を爆上げしている。


 英大手タブロイド紙「デイリー・ミラー」によると、ウィリアム皇太子とキャサリン妃は現地時間10月3日、イギリスでの「黒人歴史月間」最初の公務としてウェールズを訪問。首都カーディフのコミュニティセンター「グレンジ・パビリオン」を訪れ、75年前に西インド諸島から最初の移民としてエンパイア・ウィンドラッシュ号に乗りやってきた“ウィンドラッシュ世代”の子孫により立ち上げられた団体のメンバーたちと面会した。

 ウィンドラッシュ世代は、イギリス内務省が記録を残さなかったため違法移民扱いされて仕事を解雇されるなど、つらい思いをしてきたことで知られる。皇太子夫妻は、彼らの悲惨な歴史やイギリスに与えた影響などを熱心に学ばれたそうだ。

 最後にメンバーたちと記念撮影が行われたが、その最中にウィリアム皇太子が唐突に「誰が私のおしりをつねってるんですか?」と発言し、一同大爆笑。とびきりの笑顔になったメンバーたちと素敵な写真が撮れた。

 この模様を撮影した一般ユーザーの動画がTikTokに投稿されると、ネット上でたちまち話題に。投稿動画には、2021年にイギリス南西部のコーンウォールで開催されたG7サミットの歓迎レセプションに出席したエリザベス女王が、記念撮影中に「楽しそうにするべきなの?」と発言して首脳たちを笑わせた場面の映像もつなぎ合わされており、「いい写真が撮れるようにみんなを笑わせるのは、おばあさま譲り」と書かれたキャプションに同意する人が続出。

 「ウィットに富んだユーモアのある皇太子」「王族のユーモアセンスは素晴らしい。ヘンリー王子もユーモアのある人だし」と微笑ましく思うといった声、「ウィリアムが第一子で本当によかったね」「素晴らしい王になるね」などと称賛する声が上がった。

ウィリアム皇太子が「誰が私のおしりをつねってるんですか?」と発言して一同を笑わせたときの動画

 この公務では皇太子とハグをするために女性たちの列ができたそうで、皇太子はここでも「(不倫にならないよう)キスで一線を引いてるんですよね」とジョークを飛ばして一同を笑わせながらハグをしていたと伝えられている。

「誰が私のおしりをつねってるんですか?」発言で思わず皇太子のおしりを見てしまい、ジョークだと気づき大爆笑したキャサリン妃も、先週、“我々のプリンセス”だとネット上で大きな話題になったばかり。

 米「Page Six」によると、キャサリン妃は現地時間5日、イギリス中部のキングストン・アポン・ハルを訪問。ワールドカップで優勝した障害者ラグビーリーグが活動拠点としているハル大学を訪れ、リーグのメンバーや、地元Hull FCで活躍する障害者メンバーたちと交流した。

 王室を離脱したヘンリー王子から、イギリスのラグビー・フットボール・リーグとイングランド・ラグビー協会のパトロンを引き継いでいるキャサリン妃は、この日、リーグのジャージを着て彼らの練習に参加。障害ごとに分かれているすべてのチームの練習に加わり、メンバーたちと意気投合したり、会話を楽しみながら全力でプレイをした。

 この訪問をまとめた映像は、皇太子夫妻の公式インスタグラムで公開されており、4万を超えるいいねを獲得。「何にでも挑戦するキャサリン妃は本当に素晴らしい」「なんてスポーティなプリンセス!」「車いすさばきに惚れ惚れする」「キャサリン妃はレベルが違うよね。本物。公務を熱心に務め、見事にこなす」と称賛するコメントが殺到している。

 ウィリアム皇太子は8月にサッカー女子ワールドカップ決勝戦を欠席したことで「女子スポーツを軽視している」と叩かれたり、キャサリン妃はシンガポールで開催される今年のアースショット賞に同行しないことに嫌みを言う人がいるなど、批判されることも少なくいない。

 しかし、メディアに対する名誉毀損裁判でも王室批判を展開したヘンリー王子や、先月ドイツで開催されたインヴィクタス・ゲームを訪れたものの、一般人との交流に心がこもっていないとバッシングされたメーガン夫人のおかげで、「彼らに比べて皇太子夫妻は本当によくやってるよね」と好感度が一気に上がったようだ。

 ウィリアム皇太子もキャサリン妃も、公務で会うすべての人たちに笑顔で話しかけ、生き生き交流している姿は、イギリスだけでなく世界中の人々の心を安らかにするものだともっぱらの評判。将来、きっと素晴らしい国王、王妃になるだろうと期待が高まっている。

堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2024/03/23 20:46
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