ニホンジン キニシスギ!

日本人は気にしすぎ!? 「ワキガ」という概念の実態に迫る


Photo by Doug Felts from frickr

 汗をかく季節は過ぎ去り、半袖を切る着る必要はなくなったけれど……。とはいっても、今の季節は寒暖差が激しいので、汗ばむこともしばしば。冬だからって安心してはいけません。ワキのニオイは1年中続いているんです! 家に帰って服を脱ぐと、ほわっと香ること、ありませんか? そんなワキのニオイ、そして“ワキガ”の原因を探ってみたいと思います!

「ワキガというのは、本人が『そうだ』と思えば、それがワキガなんです。どのニオイがワキガであるという定義はありません。人それぞれ顔が違うように、ワキガも人それぞれニオイが違う。個性だと思えばいいのです」

 と、にこやかに話してくれたのは、ワキガ治療のスペシャリストである五味クリニックの五味常明先生だ。しかし、「ニオイは個性と思え」といわれても、そんな個性いらないよ! というのが女性の本音。

「日本人はニオイに関して厳しすぎるのです。衛生、無臭に対して敏感です。外国を見てください、みんなニオイがきつい。日本人から言えばワキガですよね。そもそも、ワキガは遺伝によるところが大きい。人間が発祥したといわれるアフリカでは、排出機能を決定する遺伝子にグアニン(以下、G)を持つ人が多く、これがニオイの原因になっています。なので、ヨーロッパにもGを持つ人が多い。人間がアジアに広がるようになり、突然変異がさまざまなところで起こり、ほとんどニオイを持たないアデニン(以下、A)を持つ人間が現れた。その遺伝子を持った人が日本では多いのです」

 確かに! 外国人はこちらがむせ返るほど香水の匂いをプンプン振りまいている人が多いですよね。あれは遺伝子の発現に対する抵抗だったんですね、先生、納得しました!

「よって、日本にはニオイを持つ人、持たない人がいることにより、ワキガという概念が生まれてしまいました。細かく分けると、強度、中度、軽度、そして無の人に分かれるのです。また、ワキの下にアポクリン汗線が多い人の方がニオイが強いです。ここで、誤解しないでいただきたいのは、ワキガと汗は比例しません。『汗が多い=ワキガ』にはならないのです」

 すごく汗をかいているのに、ニオわない人っていますもんね。特に子どもの汗のニオイなんてかいだことがありません。

「女性で、ワキのニオイが人生で一番出るのは思春期から20代ぐらいまで。あとは減少していきます。それは、女性ホルモンによるところが大きい。動物はニオイでパートナーを選びます。人間も動物ですから、大人になるにつれて、女性ホルモンの分泌がピークの時にニオイも一番出るのです」

 そういわれると、ワキのニオイがとっても大事なものに思えてきました。男女の関係には欠かせないモノだったんですね。とはいっても、女性なら気になるのは当たり前。特に、周りの目はすごく気になります。そこで、自分で簡単にできるニオイのチェック方法を教えてもらいました。

「自分の耳垢の状態でワキガかそうでないかがわかります。綿棒で耳を掃除した時、耳垢がキャラメル状になっている人は強度、また、湿っているだけの人は中度~軽度、カサカサで乾燥している人はほぼ無臭です。また、体毛によってもわかります。毛が多い人は、その分、汗腺も多いのでニオイが強い人が多いですね」

 えー! 私の耳、湿っぽいんですけど! 確かに、ほんわかニオう気がします。以前、ダンナのそばでヒートテックを脱いだら、「ちょっと汗くさいんだけど……」っていわれたことを思い出しました。それって、「ワキくさいんだけど」って暗に指摘したってこと? これ以上、大事なダンナに臭い思いをさせないためには、どうしたらいいですか、先生!

「デオドラントをうまく使えば大丈夫です。抗菌剤の種類を体質別に選んでいきましょう。強度のワキガであれば、殺菌作用に強い塩化ベンザルコニウムなどの入った製品、中程度以下ならフェノールなどの、比較的マイルドな抗菌剤が配合された製品、低度の人は消臭作用があるウェットティッシュで十分です。また、それでもニオイが気になる人にはさまざまな治療法があります。まず、治療法には大きく分けて2種類あります。1つは軽減させる方法、しかし、これは再発してしまいます。汗をおさえるボトックス注射(約5~8万円)や、ワキのニオイの原因となっているアポクリン汗腺を、吸引器を使用して吸引する吸引法(約7~15万円)があります。そして、もう1つは、汗腺を完全にとってしまう方法で、これは再発の恐れはありません。アポクリン汗腺の線根までを完全に除去する直視下剥離法という治療法をとります(約30万円)」

 ワキガは個性! 堂々と胸を張ってオス(男性)をおびき寄せよう! といっても、日本社会では難しい。大和撫子はデオドラントとうまく付き合って、女性らしい色香を手に入れるのがいいのかもしれませんね。
(南禅寺都)

臭い人ほど無自覚

しぃちゃん

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 工藤静香インスタで“におわせ”?
  2. 狩野英孝、淫行報道で引退の危機
  3. 狩野英孝「圧力一切ナシ」の裏側
  4. 『東京タラレバ娘』はミスキャスト?
  5. 新春ジャニオタ放談
  6. 紀香の書き初めにネットユーザー失笑
  7. 番宣出演でタトゥー発覚の木村拓哉から、透けて見える“状況”
  8. 狩野英孝事務所、無慈悲な対応
  9. 不倫の証拠はホテルで価値が違う?
  10. 狩野英孝、「最悪逮捕も」?
  11. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  12. 袴田吉彦の不倫相手が売名活動へ
  13. 富裕層幼稚園は、ファッションも仕事のうち
  14. 『カルテット』視聴率左右するシーン
  15. セカオワ・Saoriの面倒くささとは?
  16. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  17. “もう終わった”イケメン俳優3人
  18. 恋愛に浮かれられない「GINGER」のサガ
  19. 木村&静香夫妻の「子育て」美談の狙い
  20. 婚約中の浮気も不倫と同じ?

ジャニーズの人気記事

  1. 新春ジャニオタ放談
  2. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  3. 『カウコン』意外な舞台裏
  4. 香取、今の財布は「木村からもらったもの」?
  5. SMAP・中居が熱愛報道に渋い顔

カルチャーの人気記事

  1. 恋愛に浮かれられない「GINGER」のサガ
  2. 「捨てられる妻」の典型とは?
  3. 逮捕された元警部が語る覚せい剤と刑務所
  4. 「婦人公論」で小保方連載スタート
  5. ノンケが「レズ風俗」に行ってみたら

海外ゴシップの人気記事

  1. C・ブラウン、『DB』の痛車でデートへ
  2. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  3. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  4. マライアが“バツ2”自虐ギャグでノリノリ
  5. リアーナ、J. Loをアンフォロー