[連載]女たちの「煩悩部屋」ビフォーアフター

【ダイソー】水切りネットはウォーターポットに入れて! プロ推奨の「圧縮収納」とは?

2024/04/03 17:00
伊藤まき(収納ライター)

整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、片付けに悩む読者の自宅を使いやすく生まれ変わらせる連載シリーズ【「煩悩部屋」ビフォーアフター】。

 連載企画『ビフォーアフター』新シーズンです。第8回目の片付けモニターは、江東区・3LDKのマンションで暮らす4人家族のKさん(35歳)。今回は、汚部屋の片付けではなく、都心のマンションに多い「狭い収納」を使いやすく手直しする特別編です。

 キッチンに必ずあるモノといえば、水切りネットやラップ・保存袋などの「消耗品」です。中でも水切りネットの袋はかさばるので、収納スペースを圧迫しがち。ストックが多い場合は、圧縮してコンパクトにまとめるとスッキリ片付きます。

 今回は、深型の引き出しにおける水切りネット収納に最適なダイソーアイテム5点と、Kさん宅の「消耗品収納」ビフォーアフターをご紹介します。

目次

・水切りネット収納は「圧縮収納」がおすすめ
・【ダイソー】①ウォ-タ-ポットスリム(1.4L)
・【ダイソー】②中身が見えるキャニスター(2L)
・【ダイソー】③ワンプッシュで開閉出来る保存容器(1.4L)
・【ダイソー】④洗剤収納ケース(フタ付)
・【ダイソー】⑤ロックポット スリムL(1.6L)
・【収納実例】ダイソーウォ-タ-ポットスリム(1.4L)
・【収納実例】Before→After

【水切りネット収納】高さのあるボックスで「圧縮収納」がおすすめ!

底辺のサイズが小さいほど、コンパクトに収納できる(C)maki_organize

 写真はダイソーの収納ボックス。どれも水切りネットを収納するときによく使うアイテムです。シンク下収納のメインは水切りザルやボウル、水筒などの道具類。消耗品は余った隙間スペースに収めることになるので、このような「高さ」のあるボックスを使うと収納力がアップします。

 次からは①~⑤の特徴をそれぞれくわしく解説していきます。

【ダイソー】①「ウォ-タ-ポットスリム(1.4L)」110円(税込)

JANコード:4549131159844(C)maki_organize

 ダイソー「ウォ-タ-ポットスリム(1.4L)」です。底辺サイズは10cmといちばんコンパクト! ファイルボックスが入るサイズの「深型の引き出し」はもちろん、「吊り戸棚」にも使えます。

【ダイソー】②「中身が見えるキャニスター(2L))」330円(税込)

JANコード:4549131863574(C)maki_organize

 ダイソー「中身が見えるキャニスター(2L)」です。「深型の引き出し」の手前ゾーンに収まりやすい奥行サイズ(9cm)なのが特徴。底辺もファイルボックスの約半分と小さめなので、キッチンのあらゆる場所で使いやすいアイテムです。

【ダイソー】③「ワンプッシュで開閉出来る保存容器(1.4L)」220円(税込)

JANコード:4549131795394(C)maki_organize

 ダイソー「ワンプッシュで開閉出来る保存容器(1.4L)」です。いちばんのポイントは、開閉しやすいこと! ふたが透明なので在庫量が把握しやすい点もメリットです。

【ダイソー】④「洗剤収納ケース(フタ付)」110円(税込)

JANコード:4549131680010(C)maki_organize

 ダイソー「洗剤収納ケース(フタ付)」です。片手で開閉できるので使いやすい反面、中身が見えにくいというデメリットも。底辺サイズも15cmあるので、キッチン最下段にある引き出し(深さ15〜20cm未満)などに向いています。

【ダイソー】⑤「ロックポット スリムL(1.6L)」110円(税込)

JANコード:4973430407366(C)maki_organize

 ダイソー「ロックポット スリムL(1.6L)」です。④と同じく、最下段の引き出し(深さ15〜20cm未満)向きの大きめサイズ。扉型タイプの収納棚にもおすすめです。

【収納実例】水切りネット収納にぴったり! ダイソーウォ-タ-ポットスリム(1.4L)

水切りネットの収納ボックスは「高さ」と「底辺」が大事(C)maki_organize

 ダイソー「ウォ-タ-ポットスリム(1.4L)」を使った、筆者宅の収納実例です。水筒と同じぐらいのサイズなので、幅12cmのファイルボックスにぴったり! 「高さ」と「底辺」を考えてボックスを選ぶと、限られたスペースでもスッキリ収納することができます。

【収納実例Before】上から積み重ねて収納

(Before)袋類がかさばって引き出しに引っかかる(C)maki_organize

 深型の引き出しに、水切りネット・ラップ・保存袋などの消耗品が収納されていました。上から積み重ねるように入れられているので、目的のモノが取り出しにくい状態です。

【収納実例After】「タテ入れ」収納にして「高さ」をフル利用

(After)Aの空き瓶に2袋分を圧縮して収納(C)maki_organize

 深型の引き出しに消耗品を収納するなら「タテ入れ」が正解です。今回は水切りネットのストックが多かったため、写真(A)の空き瓶に2袋分を圧縮して収納しました。写真(B)のセリア「ブルアウトボックス」はそのまま残しましたが、より収納力をアップさせるなら「高さ」があるボックスに変えるのがおすすめです。


伊藤まき(収納ライター)

伊藤まき(収納ライター)

収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。クリンネスト2級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。

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最終更新:2024/04/03 17:00
袋のまま隙間にぶちこみ収納してるわ