自分の評価を下げてることに気づいて

ヘンリー王子、自伝本で兄・ウィリアム皇太子からの“暴力”激白も……内輪話に世間は飽き飽き?

2023/01/06 21:30
サイゾーウーマン編集部
まさか自分が批判されるとは思ってなかったんだろうね(Getty Imagesより)

 ヘンリー王子が1月10日発売予定の自伝本『スペア』で、次期国王である兄のウィリアム皇太子から暴力を振るわれたことを激白したと英メディアが報道。大問題になった”ナチス軍服仮装事件”も兄夫婦があの軍服を選んだと主張するなど、真のヴィラン(悪役)はウィリアムだと言わんばかりの内容だが、ネット上ではヘンリー王子ではなくウィリアム皇太子に同情が集まっている。

 今回、『スペア』の内容をリークしたのは、英左翼紙「ガーディアン」。王子は、2019年にノッティンガムコテージへとやってきた皇太子から暴力を振るわれたと書かれているという。

 同書では、皇太子が「君を助けたい」と主張し、メーガン夫人のことを「扱いにくい」「無礼」「不快」な人だとののしったため、王子は「正気なの? 悪いけど、これが私を助けているとは(思えない)」と冷静に返したこと。

 興奮している兄を落ち着かせようとキッチンに入りグラスに水を注ぐと、皇太子もキッチンに入ってきたため王子は皇太子にグラスを差し出し、「こんな状態のあなたと話すことはできないよ」とその場を収めようとしたそう。しかし、皇太子は「グラスを(テーブルの上に)置き、私に悪態をつきながら向かってきた」とつづられているとか。

 王子いわく、皇太子から暴力を振るわれたのは「あっという間のことだった」そうで、「彼は私の襟元をつかみ、私がかけていたネックレスを引きちぎり、私を床に押し倒した」「私は犬の餌入れの上に体を叩きつけられ、割れた餌入れで背中に傷を負った。あ然としてしばらく動けなかったが、立ち上がり、兄に出て行ってくれと告げた」と振り返った。

 皇太子は子どもの頃にけんかした時のように、殴り返せと煽ってきたそうだが、王子は断り、皇太子はその場を去ったが、すぐに「後悔し、すまなかった」という様子で戻ってきて、「このことはメグ(メ―ガン夫人)に話す必要はない」と言ったとのこと。「私を襲ったことを?」と聞き返すと、皇太子は「襲ってなどいない」と答えたという。

 王子がこの兄からの暴力事件のことを最初に打ち明けた相手はセラピストで、メーガン夫人は何も言わなくても背中の傷やあざを見て全てを察したのだとか。本には「彼女は驚いてはおらず、怒ってもいなかった。深く悲しんでいた」と綴られているそうだ。

 こうした内容から、王子はスペア(予備)の自分は頭が悪い上に短気な問題児だとイメージづけられているが、エア(継承者)の兄のほうが短気で、キャサリン妃よりメーガン夫人のほうが慈悲深く自分をしっかり持っている人気者だと、世間に知って欲しいのだと察することができる。

 しかし、ネット上はあまりにもプライベートな内輪話にはうんざりしており、「ウィリアムはヘンリーに目を覚ましてほしかったのだろう。殴り返せという言葉に兄の愛を感じる。さぞかしつらかったのだろう」と王子ではなく皇太子に同情する声が続出。

 王子がまずセラピストに話したという点に関しても、「メーガン夫人が自殺したいと悩んでいたときにもそのセラピストに電話すればよかったのに。こういう矛盾が多すぎるから、この人の話は信用できない」と指摘する声が上がっている。

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