アンダーヘアのカツラ開発者にインタビュー

アンダーヘアは、なぜコンプレックスになりやすい? カツラ開発者が語る“女のアソコ”の価値観

■浮き彫りとなった男女のアンダーヘア事情

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ヴィーナスベールは、ストレートの毛をコテで1本1本縮れさせるなど、毛量、毛質、色からカタチまでこだわったという

 ところが、いざ販売を始めると、「温泉で人目につくのが恥ずかしい」「パートナーが変わり、いきなり“ナイ”のを見せるのが忍びない」などの理由で、10代後半~70代まで、幅広い年代で需要があったという。

 「全処理をした若い女性だけでなく、年齢とともに薄くなってしまった高齢の方も必要としていることがわかり、あらためて『アンダーヘアはあって当たり前』という感覚の根深さを感じました」と、加藤さん。普段は他者の目に触れる場では引け目に感じてしまうほど、女性にとってアンダーヘアはパーソナルな問題だということが浮き彫りとなったのだ。

 ただ、一番驚いたのは、男性からの問い合わせがあったことだという。

「ヴィーナスベールは、その名の通り、完全に女性向けを想定して開発しました。ところが、男性からも注文があったので、ビックリしましたね。男性は女性以上に“あって当たり前”感が強いうえ、風呂場で隠したりもできませんよね。アンダーヘアがないと、からかわれる傾向もあり、女性より深刻な悩みであることが窺えました」

■タブー視が生んだアンダーヘアコンプレックス

 開発を通して、加藤さんは「アンダーヘアは個人差が大きいものと感じた」と語る。にもかかわらず、幅広い世代で秘かな悩みの種となっているのは、話しづらいことで個人差に気づけず、「薄めで毛が細く、真っ黒ではないアンダーヘアが美しい」というイメージだけが浸透しているからにほかならない。

 それゆえ、普段は人目につかず、実際は公共の場でもそれほど見られていなくても、「濃いのではないか」「ほかの人と違うかもしれない」と悩んだり、全処理したものの他人からどう見られるか不安に感じるなど、「アンダーヘアは、コンプレックスになりやすいのではないか」と、加藤さんは推測する。

「コンプレックスって、当人には大きな問題なので、それによって生じる悩みを解消できるアイテムがあれば、生きやすくなると思うんです。そういった点で、アンダーヘアのカツラをつけることは、“プチ整形”の感覚に似ているかもしれません。例えば、自分の顔にコンプレックスがあって整形に踏み切る人がいますが、他人から見ると『別に気にしなくてもいいのに』と思うことはよくありますよね。アンダーヘアも『人それぞれなんだ』『私は変じゃない』ということがわかれば、悩まずに済むのではないかと思いますが、コンプレックスを持っている人にとって、それはなかなか難しい問題なのではないでしょうか」

 海外では、アンダーヘアの脱色やデザインカットも話題になるほどケアが一般化している。しかし日本は、ケアを意識する人としない人という両極端な状態で、「今後もその距離が近づく可能性は低いのではないか」と加藤さんは語る。そういった状況を知っているだけでも、女性たちのアンダーヘアに関するタブー意識は薄らいでいくのかもしれない。
(取材・文/千葉こころ)

Venus Veil(ヴィーナスベール)公式サイト

 

「みんなちがって みんないい」の境地はなかなか難しいのよ

しぃちゃん

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