[連載]ハリウッド版「あの人は今!?」

裁判、ドラッグ……伝説の子役、マコーレー・カルキンの数奇な俳優人生

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カルキン坊やなんて言われていたのにね!

――夢中になった映画やドラマに出演していた、あの人。パタっと見なくなったけど、やっぱり気になる~!! そんなアナタのために、サイゾーウーマンの海外特派員・JULIEが、噂のあの人の仕事からプライベートまで、現地で情報をかき集めてきました!

■今回のターゲット
マコーレー・カルキン  (『ホーム・アローン』のケビン・マカリスター役など)

 家族旅行に行きそびれ一人自宅に取り残された少年が、侵入してきた強盗相手に大奮闘する姿を描いたドタバタ・コメディー映画『ホーム・アローン』(1990)。同作で、キュートだけど生意気で逞しい主人公ケビンを演じたのがマコーレー・カルキンです。当時10歳だったマコーレーは人形のようで、ひとつひとつの動作・仕草、全てが愛らしいと評判になり、映画は世界的な大ヒットとなりました。両頬に手をあて口をあけて驚くキメのポーズはブームとなり、マコーレーは世界一有名な子役としてギネスブックに認定されるほど大ブレイクしたのです。

 4歳のときにオフブロードウェイで子役デビューしているマコーレーは抜群の演技力の持ち主で、翌年主演した『マイ・ガール』(91)も大ヒット。『ホーム・アローン2』(92)のギャラは、1作目の830万円から3億7,000万円に跳ね上がり、ドル箱子役として持てはやされるようになりました。

 悪魔のような少年を演じた『危険な遊び』(93)では、『ホーム・アローン』のイメージが強かったこともあり、共演者のイライジャ・ウッドの方が高い評価を得ましたが、ギャラは高騰し続け、『ゲッティング・イーブン』、『リッチー・リッチ』(94)では6億6,000万円という破格の額を受け取るようになったのです。

 ギャラ交渉は、マコーレーのマネジャーを務めていた父親が全てコントロールしていました。制作会社に対する父親の要求は非常識なものも多く段々と煙たがれルようになり、またマコーレーの子役としての賞味期限が切れてきた94年後半になるとオファーはかなり減ったそうです。

 95年、マコーレーの両親が離婚することになり、親権とマコーレーが稼いだ1,700万ドル(約14億円)をめぐる裁判を起しました。裁判は泥沼化し、翌年マコーレーは「父と母が裁判に決着をつけるまで、自分はどの作品にも出演しない」と宣言。97年2月、裁判所は「マコーレーの稼いだお金は家族ではなくマコーレーの会計士が管理するように」と命じ、4月に父がすべてを放棄する形で裁判は幕を閉じました。ちなみにマコーレーは18歳になって、初めて自分がいくら稼いできたのかを知り、その莫大な額に「辛いことばかりだったけど、これまでの成果を見たような気持ちになり、すごく嬉しくなった」とコメントしています。

 マコーレーは両親の裁判をきっかけに、役者をリタイアしようと決意。『タイタニック』(97)でレオナルド・ディカプリオが演じていた役の候補に挙がっていたものの、そのオファーも蹴っています。そして、「普通の学生生活を送りたい」と子役のために設立された高校に入学しました。その高校で、マコーレーは同い年のレイチェル・マイナーと出会い交際に発展。あっさりと学校を中退し、98年4月、17歳という若さでレイチェルとの婚約を発表。その2カ月後に結婚し世間を驚かせたのでした。

 マコーレーは、「14歳でリタイアするってコンセプトが気に入ってたから、映画界に戻るつもりはこれっぽっちもなかった」そうですが、2000年に離婚した後、ロンドンの舞台『Madame Melville』に出演しました。演じたのはフランス人女教師に誘惑される15歳の青年の役。劇は好評につき、ニューヨークのオフブロードウェイでも公演されています。そして、その3年後には『パーティ★モンスター』で9年ぶりに映画界にカムバックを果たしました。この作品は、パーティー・プロモーターの成功と転落を描いた物語で、マコーレーはゲイの連続殺人犯を熱演。これまでのイメージをかなぐり捨てたと大きな話題になりました。

 04年9月、マコーレーはオクラホマ州で、2つの規制薬物とマリファナを所持していた罪で逮捕されましたが、以前にCNNのインタビュー番組で「確かに、未成年で酒も飲んだし、マリファナもやったよ。でも、依存するほどやってるわけじゃない。10代でやってる奴なんて山ほどいるのに、自分がたまにやると、中毒! 中毒!って大騒ぎされる」と語っていたため、世間はさほど驚きはしませんでした。

 05年には親しい交流があるマイケル・ジャクソンの児童性的虐待裁判に出廷し、「未成年の頃マイケルの性的ないたずらをされた事実は一切ない」と噂を否定。マイケルとは『ブラック・オア・ホワイト』(91)のミュージック・ビデオに出演した頃からプライベートでとても仲良くしており、マイケルの長男長女のゴッドファーザー(後見人)を引き受けたほどの仲で、マイケルが急死したときは大きなショックを受けたと伝えられています。

 ここ最近のマコーレは、生活のために働く必要がないため、自分が興味を持った作品のみに出演しています。同性愛や10代の妊娠などがテーマの『セイブド!』(04)や、グループ・セックスが描かれたダークコメディー『男と女の不都合なセックス事情』(07)。人気クレイアニメ『Robot Chicken』で声優を務めたり、09年には大河ドラマ『Kings』に出演するなど、TV界でも活躍しています。06年3月には小説『Junior』をリリースしていますが、父親との複雑な関係が綴られた箇所は評価されたものの、全体的には駄作とされてしまいました。でも本人は執筆したことについてとても満足していると語っています。

 大ブレイクしたことにより、父親との関係が修復不可能となってしまったマコーレー。父親とは絶縁状態が続いており、オレゴン州で生活保護を受けながら暮らしているという話を聞いても、「自分には関係のない人だから」と無表情でいるそうです。家族運に恵まれていないマコーレーは、08年12月に姉のダコタを事故で失うという悲しい思いもしています。29歳という若さで亡くなったダコタは泥酔状態で、ロサンゼルスの大通りを渡ろうとし、車にはねられたと報じられています。

『ホーム・アローン』のイメージを一掃させるような作品にめぐり合えば、役者として大きく成長できるだろうと言われ続けているマコーレー。しかし、本人は「好きな役を演じる」というスタンスを貫くと宣言しており、今後、役者としてどのように進化していくのかは全くの未知数だといえるでしょう。

JULIE
海外生活20年以上の、海外芸能ジャーナリスト。 ゴシップサイトやタブロイド紙を毎日巡回中。ルーペ・ヴェレスからレディー・ガガまでイケる雑食系。世界各地から情報を取り寄せ、粘着質的にリサーチするのが大好物。

『パーティー★モンスター [DVD] 』

でも好き。

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