クリスの性的暴行が告発され騒然

『SATC』の“ビッグ”に性的暴行疑惑! 女性3人が被害告発、事務所も契約打ち切る

2021/12/20 19:14
堀川樹里(ライター)
『SATC』のビッグに性的暴行疑惑! 女性3人が被害を告発し、事務所も契約を打ち切るの画像1
『セックス・アンド・ザ・シティ』のリブート版に影響は……(写真/Getty imagesより)

 世界的大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(1998~04)で、主人公キャリーの運命の相手“ミスター・ビッグ”を演じていた俳優のクリス・ノース(67)。現地時間12月9日に配信された、同作17年ぶりとなるリブート版ドラマ『And Just Like That…』第1話でも、昔と変わらぬセクシーかつチャーミングな中年男性を演じきった。“ビッグ”がエピソードの終わりで衝撃的な死を遂げたためにネット上で大炎上したが、その騒ぎも冷めやらぬ16日、米大手業界誌「The Hollywood Reporter」電子版が、クリスの性的暴行を告発した女性たちの特集記事を掲載。世間を騒然とさせている。

 告発した女性は、40歳のゾーイと31歳のリリー(共に仮名)。互いに面識はなく、ゾーイは今年10月、リリーは8月に告発したいと「The Hollywood Reporter」に連絡を取り始めたとのこと。

 メディア関係の仕事に就いていたゾーイは、22歳の時にウエスト・ハリウッドにあるクリスの自宅マンションに呼ばれ、性的暴行されたという。いきなりキスをされ、あれよあれよという間に着ていたショーツを剥ぎ取られて強姦されたという。「とても痛くて、『やめて!』と叫んだ。でも、彼はやめなかったから、『せめてコンドームだけでもつけて』とお願いしたら、笑われた」と明かしている。

 直後、友人に連れていってもらった病院では、傷口を縫う処置を受けたそうで、かなり乱暴に暴行されたよう。その後、上司に被害を打ち明けたものの、キャリアに影響が出ることを懸念し、「口外しないでほしい」と口止めされて以来、ずっと秘密にしていたという。

 もう一人の女性、リリーは、25歳の時に、当時60歳だったクリスとニューヨークのナイトクラブで出会ったとのこと。クリスからレストランに誘われ、酒を飲んだ後で自宅マンションに招待された彼女は、「『ウイスキーを飲みながら、彼のこれまでのキャリアについて話を聞かせてもらえるんだ』と甘く考えてついていった」という。

 しかしクリスにしつこく迫られ、必死にかわそうとしたが、無理やりフェラチオをさせられた挙げ句、強引にセックスされたという。リリーは行為の間ずっと泣いていたそうで、直後「レイプされた」と感じ、とても惨めな気持ちになったと明かしている。

 これ以上傷つきたくないと沈黙を守ってきた2人だが、『And Just Like That…』のプロモーションのため、さまざまな媒体に登場していたクリスの姿を目にして、告発を決意したという。

SEX AND THE CITY [THE MOVIE] [Blu-ray]
そういうことだったの!?
アクセスランキング