海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル』7つのトリビア――「原作ではモイラは白人で、エミリーは名無し」「ジェーンの部屋に隠された意味」

2019/09/28 18:00
堀川樹里
「原作ではモイラは白人で、エミリーは名無し」「ジェーンの部屋に隠された意味」、ドラマ『ハンドメイズ・テイル』のトリビアの画像1
「Hulu」公式HPより

 ストリーミングサービスのオリジナルドラマとして初めて、エミー賞ドラマ部門最優秀作品賞を獲得した『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(以下、『ハンドメイズ・テイル』)。マーガレット・アトウッドが描いたディストピア小説『侍女の物語』をドラマ化した超話題作である。

 舞台は、キリスト教原理主義の教えを都合よく解釈する過激派たちが「ギレアド共和国」として支配する、近未来のアメリカ。ギレアドは、逆らう者を有無を言わさず死刑にして遺体をさらしたり、体の一部を切り落としたりと、恐怖政治を行っている。女性からは就業の権利や財産をはく奪し、文字を読むことさえ禁じる。環境汚染のため不妊率が上がったことから、不倫や堕胎など「罪」を犯した女性の中から生殖能力のある者を拉致し、精神的・肉体的苦痛を与えて洗脳し、「産む道具=侍女」に仕立て上げる。彼女たちは、子どものいない「司令官」と呼ばれるギレアドの高級官僚の家に留め置かれ、「聖なる儀式」という名のもと強姦される。物語は、生き別れた娘を救い出すため、悲惨な状況の中でも奮闘する侍女、主人公ジューン(エリザベス・モス)の姿を描いている。

 日本では9月13日から、最新のシーズン3をHuluで配信中。これまで以上にスリリングで、予想もつかない緊迫した展開の連続となっている。今回はそんな『ハンドメイズ・テイル』の知られざるトリビアを紹介したい。

1)原作者がカメオ出演している

 アメコミ原作者のスタン・リーが、マーベル・コミックス原作映画のほとんどにカメオ出演したように、原作者が作品に出演するケースがまれにある。『ハンドメイズ・テイル』でも、ドラマ原作者のマーガレットが、記念すべきシーズン1第1話にチラッと登場している。

 彼女が演じたのは、「生殖能力のある女性たちを集めて洗脳し、絶対服従する侍女に育てるレッドセンター(訓練センター)」に複数いる“おば”の1人。“おば”とは反抗的な態度をとる侍女候補たちを、暴力を使って洗脳していく女たちの通称だ。

 レッドセンターでは、10代の頃にギャングにレイプされた侍女候補を取り囲み、全員で彼女を指して「おまえの責任、おまえの責任」と非難する。この儀式に戸惑う主人公ジューンの頭を思いっきり叩いたおばこそ、マーガレットだった。ほんのわずかしか映っていないものの、視聴者に恐怖心を植え付けるシーンに仕上がっていた。

 彼女はのちに「登場したのは一瞬だけど、撮影は壮絶を極めた」と回想。「気温が32℃もある中で、ビクトリア朝のウールでできたドレスを着せられて。撮影が行われたのは夜10時で、窓の外から巨大なスポットライトを当てられたの。まるで加熱調理されてる気分だったわ」と語るなど、役者の苦労を味わうこととなったようだ。

侍女の物語
現代日本と変わらないぐらいのディストピア

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