実は石膏&下剤入り!?

SHIHOも愛用の「コントレックス」、ダイエット効果は「ありません」

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「マリソル」4月号/集英社

 モデルのSHIHOが格闘家の秋山成勲と結婚した。愛らしさにスレンダーなスタイル。ブランドのプロデュースにかかわるなど仕事でも活躍、さらに結婚とくると、憧れ度合いがますますアップだ。

 現在発売中の創刊2周年記念号「マリソル」(集英社)は、「SHIHOがマリソルの新しい顔になります。マリソルな女—-それは、人生に夢中な女性たち。」と掲げ、「マリソルが目ざす理想の女性像の根幹をなすのは、清潔感」とSHIHOが前面に出ている。


 SHIHOといえば、わたしにはフランスの水「コントレックス」のイメージだ。SHIHOプロデュースオリジナルキーホルダーがくっついていたのが2年前。CMに出演しても、愛用しているか定かではないタレントもいるが、SHIHOの場合、コントレックス愛飲者のようだ。 

 コントレックスは「フランスのやせる水」「スリムウォーター」「ダイエットウォーター」というキャッチで販売されていて、「楽天」や「Yahoo!ショッピング」でも通販売れ筋ランキングトップに入る商品である。

 ぽちゃぽちゃのわたしも90年代はじめ、池袋西武百貨店で入荷待ち状態のコントレックスを買って、この”やせる水”でダイエットにいそしんでいた。やせれば未来が明るいと思っていた頃だ。しばらくすると、便秘も解消してご機嫌だった。でも、おいしい水ではないし、高すぎるから一時的で終わってしまった。

 高価だったコントレックスもいまや1本100円(500ml)を切って販売されていることもある。並行輸入なので、サントリーフーズだけではなく、各社から販売されているほか、コンビニ、ドラッグストアなどの量販店でも手軽に買える。

 コントレックスの硬度(水の中にカルシウムとマグネシウムがどれくらい含まれているかを数字で表したもの)は1,468。evian、Vittelの硬度が約300mg/Lだから、コントレックスは超硬水である。

 のどごしが重く、苦みがあるので軟水に慣れている日本人には飲みづらいが、「500mlで牛乳瓶約1本分のカルシウムと、アーモンド約9粒分のマグネシウムが含有される」とPRしているため、ダイエット中の栄養補助目的の女性に人気がある。

 コントレックスを飲めば、SHIHOのようなスレンダーになれるとついつい夢見てしまう。

◎コントレックスはダイエットに効かない!? 

 歳とともに「そんな魔法の水なんてない」と疑い深くなってきたわたしは、コントレックスが本当にやせる水なのかが気になってきた。
 
 サントリーフーズお客様センターに聞いてみたら、「あくまで清涼飲料水、お水としてお考えいただきたいのですが。代謝がよくなってということはあるかもしれませんが、やせるということはございません」と言う。

 なーんだ! やせないんじゃん。

 コントレックスに含まれているカルシウム、ミネラルはどれくらい体に吸収されるのか、その吸収率も聞いてみたのだが、「関係部署に問い合わせたが、数値を持ち合わせていません」と言う。

 コントレックスには「サルフェート112.1mg/L」が含まれているとある。「コントレックスは下剤です。あんなまずいものよく飲みますね。サルフェート(硫酸塩)が入った水がなぜ、そんなにいいのでしょうか?」と言うのは、『正しい水の話』(はまの出版)の著者である村田徳治氏(循環資源研究所所長)。

 サルフェートは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルと硫酸基が結合した硫酸塩のことで、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウムなどの総称である。

 そのうち硫酸マグネシウムは、日本薬局方(厚労省が定める医薬品の規格基準書)では「硫苦」。苦いのでこう呼ばれているが、下剤(マグネシウム塩類下剤)だ。1回5~15gで、たいていは便通を得られるという。

 コントレックスの場合、硫酸マグネシウムのくわしい含有量がわかれば、下剤効果などももっとはっきりしてくるのだが……。

 また、「サルフェートは硫酸塩ではないか?」と聞いたとき、サントリーフーズお客様センターは「硫酸塩ってなにかしら?」といった対応だった。「サルフェート」という言葉の響きにうっかり騙されそうだから、はっきり「硫酸塩」と表記してほしいものだ。

 硫酸とカルシウムが結合すると、水道管などにくっついているカチカチの石、白い塊になって、おしっこを我慢していると血管にまわって、軟骨にひっついてしまい、体中にスケールと呼ばれるものができると、水の専門家も言っていた。

 ヨーロッパの女性誌には、「足にこぶ(スケール)ができた方は除去します」という広告が出ていて、硬度が高い水を飲んでいるヨーロッパでは足のこぶをとる専門家がいると言う。

 コントレックスは、”石膏”(硫酸カルシウム)入りの水でもあるのだ。
 
 水を飲むだけで、簡単にやせることはない。水だけで、外見オンチから脱出できっこないのだ。

 わたしが運営している「通販あれこれ」(楽天)にも、コントレックスを取り扱わないかという問い合わせをもらったことがあるが、「下剤を売るつもりはありません」とお断りした。

 SHIHOさま、ご結婚おめでとうございます! 健康が第一です。コントレックスからご卒業される頃合かもしれません。

※コントレックスについてさらに気になる方は、「コントレックス」は下剤&石膏入り ”見せかけ”のダイエット水 (MyNewsJapan)をご覧下さい。

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山中登志子(やまなか・としこ)
1966年生まれ。編集家。占いスペース「桜」(新宿西口)、「通販あれこれ」経営。お茶の水女子大学卒業後、リクルート「就職ジャーナル」、「週刊金曜日」編集部に在籍。200万部ベストセラー『買ってはいけない』の企画・編集・執筆者。『外見オンチ闘病記』(かもがわ出版)出版後、外見オンチ応援カウンセラーとして活動開始。最新の共著に、スピリチュアルカウンセラーの”ホンモノ度”を格付けした『第2の江原を探 せ!』(扶桑社)がある。(※占いスペース「桜」でご予約の際、「サイゾーウーマンを見た」と言っていただいた方は、どの先生の鑑定も10%OFFになります)

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