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JYP所属Stray Kidsが「学生時代のいじめ」で炎上 K-POPの「いじめ告発」相次ぐ

2021/02/27 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 Stray Kids、SEVENTEEN、ITZYなど、K-POPの人気グループに次々と「学生時代のいじめ」疑惑が持ち上がり、業界全体が騒然としている。どれも発端はネットユーザーによる書き込みだ。

 一連の騒動のきっかけとなり、特に話が紛糾・錯綜しているのが、(G)I-DLEのスジンである。「妹が中学時代にスジンと同級生だった」と名乗るネットユーザーが、スジンの中学校の卒業写真とともに、過去の悪行を告発したのだ。

 それによると、スジンは同級生に暴力を振るったり、金銭を奪ったり、素行の悪い男の子とバイクに乗って街を徘徊するなどしていたという。

 一連の投稿の中には、同級生だった女優のソ・シネにも侮蔑的な言葉を浴びせていたとあった。ソ・シネは子役として芸能活動をしていたが、出演していた作品の内容をあげつらっていじめたのだという。

 これに対してソ・シネ自身もInstagramのストーリーに「None of your excuse(言い訳する必要はない)」と意味深な投稿を行ったことから、ソ・シネが被害者のひとりだと確信するネットユーザーが相次ぎ、噂は瞬く間に駆け巡った。

 2021年2月22日、スジンは一連の騒動を受け、ファンコミュニティ上に文書を出した。学生時代に好奇心から喫煙したことはあると認めつつも、暴力を振るったことや金品を奪ったことは否定した。

 また、ソ・シネとは在学中に会話をしたことがないとも綴った。ちなみに、同文書によれば、スジンと投稿者やその妹は、親しく交流していた時期があったものの、ケンカ別れし、その後は疎遠なのだという。

 25日には、告発者側の弁護士と、(G)I-DLEの所属事務所・CUBEエンターテインメントの法務担当者が面談を行った。しかし、当事者不在の話し合いであったため進展はしなかったようだ。今後もしばらくこの騒動は続くかもしれない。

ITZYのリア、SEVENTEENのミンギュへも告発
 これと時を同じくして、多くのK-POPアイドルに関する「いじめ加害の過去」がネット上に書き込まれる事態となった。

 ITZYのリア、SEVENTEENのミンギュ、MONSTA Xのキヒョン、LOONAのチュウ、EVERGLOWのアシャ、THE BOYZのソヌ、ソロ歌手のヒョナなどが次々と学生時代にいじめを受けていたと名乗る人物から告発を受けている。

 その大部分は事実かどうか怪しい。すでに削除されているものも多く、各事務所は虚偽事実の流布による名誉毀損として、投稿者に対しての法的措置を警告する文書まで出している。告発があったからといってそのすべてを鵜呑みにするのは危険だろう。

 ただ、中には事実に近いものもあったようだ。TWICE、NiziUらが所属するJYPエンターテインメントが現在プッシュしている男性グループ・Stray Kidsのヒョンジンはいじめに近い行為を過去にしていたことがあったと認めている。

 26日、ヒョンジンは自筆の謝罪文を発表した。JYP側も、「元クラスメートや先生と直接会って面談したところ、ネット上の噂すべてが事実とは言えないまでも、ヒョンジンが不適切な言動で人を傷つけたことはあった」とし、ヒョンジン本人が謝罪して和解にいたったと公式に声明を出している。

 K-POPアイドルの学生時代の素行が後々問題となるケースは多い。2020年にはNCT・SuperMのテヨンが学生時代にいじめに加担していたとの告発が起こり、テヨン本人が被害者に謝罪したこともあった。

 2019年には、人気オーディション番組『PRODUCE X 101』(Mnet)に出演していたユン・ソビンが、初回放送終了後に学生時代のいじめなどの告発がネット上で起こり、途中降板となっている。彼は初回順位で12位につけ、デビューを期待された練習生だったが、そのまま事務所との契約も解除となった。

 過去のこととはいえ、いじめに加担する行為は許されるものではない。真摯な謝罪が必要だろう。

 ただその一方で、デマや、まったく関係のない第三者からの人格を否定するような誹謗中傷も横行している。そうした言動は指殺人にもつながる危険性の高いものだが、過熱を止められない現状がある。

最終更新:2021/02/27 20:00
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