【連載】探偵はみた!

怪しい夫婦だらけ? キャンプ場の男女サークルを探偵が包囲

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Photo by gnta from Flickr

 嫉妬、恨み、欲望、恐怖。探偵事務所を訪れる人間の多くがその感情に突き動かされているという。多くの女性の依頼を受けてきたべテラン探偵の鈴野氏が、現代の「女の暗部」を語る。

 この季節になると、浮気行動もぐっと開放的になってくる。ある週末、主婦S子(34歳)からの依頼で渓谷のキャンプ場へと向かった。主婦S子の夫であるD氏(35歳)を調べるためだ。話によればD氏はこの日、浮気相手と出かけるはずだという申告だった。

 車で家を出たD氏を付けてみると、閑静な住宅街の信号で女を1人ピックアップした。彼女が浮気相手だろう。そのままD氏の車は杉並区永福から八王子市を過ぎ日の出方面へと向かう。着いた場所は、奥多摩のキャンプ場。キャンプ場に着くと、すでにD氏の所属するサークルのメンバー男女50名ほどがバーベキューの準備を始めていた。まるで妻のようにD氏は彼女を伴い、その彼女は持参したエプロンをおもむろに身につけ野菜を切りだした。D氏は、特に彼女に気を使うわけでもなくサークルの男どもとビールを片手にくつろいだ様子だ。

 渓谷沿いのキャンプ場は見晴らしが良く、彼らを観察するために最適な場所はひとつしかなかった。それは向かい側の茂った木の陰だ。私がそこで待機していると、顔見知りの調査員が現れた。結局、驚いたことに調査員が1人、2人と増え、合計で4人もの調査員がそれぞれ別の対象者を追って、その木の陰に隠れるハメになった。

 趣味のサークルに妻以外の女性を同伴してくること自体が怪しいが、このサークルでは容認されているようだ。男と女がいれば、必ず何かしらの関係が始まるのは仕方がない。キャンプ場での調査が終わり、その結果をS子に報告した。今回の調査に関して、S子に「これは浮気だと思いますか?」と聞かれたので「断定はできませんが、クロに近いグレーだと思います」と答えた。D氏と彼女は日帰りではあったが、探偵としての判断はクロ。

 私たち探偵は、あくまで見てきたものを報告するだけでシロクロの判断はしない。探偵は依頼者の目と耳に徹し、ただ記録するだけなのだ。ホテルに一緒に入ったとか、相手の家に入ったとかの状況証拠がない限り断定はできない。

 その日の夕方、キャンプ場で急な通り雨があった。そのときの2人の様子は、恋人同士そのものだった。雨に濡れそうな彼女の肩を引き寄せ、狭い軒下で雨宿りしていた。付き合ってもいない男女は、濡れるからといって至近距離まで近づいたりしない。探偵は男女を見るとき、そういう見方をする。長年の経験でいえば、雰囲気だけでもそれとわかるが。クロと判断する材料はほかにもある。具体的な事象でいえば手を握るか握らないか、帰り際にかかる時間が長いか短いかだ。この日は雨にも関わらず、2人は晴れた日には夜景のみえるカフェに寄り2時間も話しこんでいた。

 明日もまたバーベキュー日和。くれぐれも急な雨には気をつけた方がいい。
(カシハラ@姐御)

取材協力:オフィスコロッサス

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