ママ友トラブル

ママ友から「運動会の場所取り要員」にされた? うちのレジャーシートにママたち合流にモヤモヤ

2023/10/15 16:00
池守りぜね(ライター)

ママ友ウォッチャーが解説!
ママ友には正論が言いづらいことも……

 コロナ禍を経て、小学校の運動会は短縮化や入れ替え制が進んでいる。忙しいママたちにとっては、場所取りや弁当作りなどの手間が減るので、必要な学年だけ観覧できるスタイルは歓迎されているだろう。しかしその半面、子どもが複数いる場合には、何度も場所取りをしなければならず、新たな手間も増えた。

 運動会では、ママ友同士が集まって応援する姿をよく見かける。まだ引っ越したばかりで知り合いの少ない麻美さんにとって、「一緒に観覧したい」という恵美子さんの申し出は、とてもうれしかったことだろう。実際、場所取りとして使われていただけだとしたら、気の毒でならない。

 来年も同じような目に遭わないためには、事前に「レジャーシートが小さくて、○人くらいしか座れない」など、ほかのママ友を連れて来るのは避けてほしいと暗に伝えるのがいいだろう。

 そもそも運動会の観覧は、基本的に家族単位で行われ、ママだけというケースは少ない。家族ぐるみの付き合いをしているママ友以外とは、レジャーシートを共有しないほうがトラブルは避けられるように思う。

一方、「レジャーシートをそのまま貸してほしい」という申し出についてだが、暗黙の了解事を知る恵美子さんからしたら「一度退場する」というルールを破るのは、大したことではないのかもしれない。

 しかし新参者の麻美さんにとっては、場所取りしないで良い席に座られた上に、自分がルール違反をしているように受け取られかねない行為だ。恵美子さんは、「転校して間もない麻美さんは、入れ替え制についてよくわかっていない」からルール違反しても許されると思い、そう仕向けて頼んできた可能性もある。

 では今後、同様のことを避けるためにはどうすればいいのか。直接「ルール違反だから無理」と言うのが憚られるのであれば、「夫がそういうのを嫌がるタイプ」など、家族が言っているふうにして断ると、角が立ちにくい。

 子ども同士の関係がありきのママ友には、たとえ正論でも伝えづらいことは多い。今後も付き合いが続くとしたら、なおさらだ。なるべく学校行事に関しては、家族以外は介入させない。それがトラブルを防ぐ一番の方法といえる。



池守りぜね(ライター)

池守りぜね(ライター)

出版社やweb媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は家族とのプロレス観戦、音楽フェス参戦。プライベートでは女児の母。

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最終更新:2023/10/15 16:00
運動会の場所取りの過酷さを知る……!
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