どうする? ママ友トラブル

娘が「すみっコぐらし」のグッズを友達にあげてしまった! お礼は折り紙と手紙だけって許せる?

2023/09/10 16:00
池守りぜね(ライター)

「子ども同士の付き合い」が前提のママ友という関係は、価値観や環境の違いからさまざまなすれ違いが起きやすい――。ママたちの実体験を元に、ママ友ウォッチャーのライター・池守りぜねが、ママ友トラブルの解決策を考える。

芝生の公園を歩く子供たちの画像
FreeBackPhotoさんによる写真ACからの画像

 子どもの頃、香りのついた消しゴムや小さな便せんなど、可愛らしい文房具を友達同士で交換したことがある人は少なくないだろう。令和の小学生の間でも、友達同士でプレゼントを贈り合う風習は残っているようだ。しかし、そこにはトラブルも潜んでいる。今回は、娘の友達付き合いをめぐり、ママ友の対応に頭を悩ませているお母さんの声を取り上げる。

小学校の帰り道にある我が家は子どもの溜まり場に

 都内に住む歩美さん(仮名・43歳)は、私立大学の事務として勤務しながら中学1年生になる息子と、小学3年生の娘の育児をしている。

「娘の愛理(仮名)はコロナ禍の時に小学校へ入学した影響からか、新しい友達ができにくかったんです。当時は子どもの保育園が同じだったママ友とLINEのグループを作って、子どもたち同士で遊ぶ機会を作るようにしていましたが、今では愛理も、小学校にたくさん友達ができました」

 戸建て住宅である歩美さんの家は現在、子どもたちが集う場所になっているそうだ。

「我が家はちょうど小学校の帰り道にあるので、よく娘が友達を家に連れて来ているようです」

 放課後、子どもたちが歩美さん宅で過ごすことは、ママ友たちも了承しているそうだ。というのも、歩美さんの家には中学生の息子がおり、小学生だけで留守番しているわけではないため、「安心感があるみたいですね」とのこと。

「小学校の周りには高額な民間学童しかないため、当初は仲が良いママ同士で『お互いの家で子どもを留守番させよう』とも話していたんです。実際に、娘もママ友の家で遊んでいたのですが、ほかのお宅はみんなマンションでして、『一軒家のほうが広い』という理由から、自然とうちに子どもたちが集まるようになった感じですね」

 歩美さんの家では、息子さんが小学生の頃も、友達がよく遊びに来ていたそうだ。

「私は時短勤務で午後4時には退社できるので、フルタイムで働いているママの子どもがよく遊びに来ていました。ママ友にうちまで迎えに来てもらうのは悪いなぁと思い、子どもたちには『帰る時間があまり遅くならないようにね』とよく伝えていました。それでもゲームに熱中して、なかなか帰らないこともあって、それには困ってしまいましたね」

 子どもたちが集まる家ならではの悩みはほかにもある。

「息子と友達は当時、ポケモンカードや『Nintendo Switch』でよく遊んでいました。ある時、そのゲームソフトがなくなってしまい、一緒に遊んでいたママ友にLINEをして探してもらったことがあるんです。どうやら友達が、息子にソフトを借りたまま持って帰ってしまっていたのです。そういう子ども同士のトラブルがあると、『うちで遊んでもらうのは嫌だな……』と思ってしまいます」

子どもは友達に喜んでほしくてあげたくなっちゃうのよねぇ
アクセスランキング