角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第171回

あえて親不参加にしたハロウィンイベントなのに! 勝手に来て保育園児は混乱

2018/11/03 17:00

大成功、メイド&ひょっこりはんの夫婦

 ちなみに今年のハロウィン、私はメイド服を着てみました。映画『魔女の宅急便』と最後まで迷いましたが、個人的に一度は着たい服にしました。意外に子どもたちには好評で、「けいこ先生キレイ」「かわいい」と言ってくれたのでうれしくなりました。今月45歳なんですけどね。

 婿のスケジュールが合ったので、婿にも参加してもらいました。どんなに事業拡大しても、根底は家内工業。婿は「保育園やりたいね!」と賛同した仲間でもあります。で、問題の衣装は「ひょっこりはん」の仮装をしてもらいました。衾の森こども園からハロウィンイベントの広場まで、歩くこと10分。渋谷ではないので、完全に不審者です。青いスパッツにタンクトップ、前髪ぱっつんのズラに眼鏡です。下着のラインが出るのでノーパンだし、変態にしか見えません。子どもにはそのくらいパンチのある方がウケるので、手応えは感じていましたが、予想通り子どもには評判が良かったです。

 広場にいると他園の子達も寄ってきてくれました。他園の先生はその格好を見て、察してくれたのか「なにかのイベントですか?」と声を掛けてくれました。すかさず「駒沢の森こども園と衾の森こども園のハロウィンイベントなんです!」と言うと、「そうなんですね! うちの園児が気になっているので、一緒に見てもいいですか?」との展開で、「ひょっこりはん」のネタをやることに(笑)。ピチピチの衣装なのですが、体を鍛えている婿にとっては、悪い気はしていない様子でした。

 残る今年の行事は「クリスマス会」のみです。友だちの芸人キックを呼ぼうと思いましたが、運気の上がる印鑑屋の「風間印房」で印鑑を作って以来、いまや収入が2倍以上になるほど忙しくなってしまったので、誰を呼ぼうか検討中です。今年度のお受験もあるし、バタバタです。

 「なんで今年はこんなに忙しいのか?」と考えたら、ただ単に大学に行き始めただけなのですよね。園児が増えたわけでもなく、ベビーシッターの顧客が増えたわけでもありません(笑)。来年になれば育休中の先生が復帰してくれるし、本当に楽しみです♪ やっぱり人望があって仕事ができる先生が1人いないと、スタッフ間は緊張しています。「戻ってくるまで無事に守らなきゃ」とみんなが思っているので、どうしても保守的になってしまいますよね。私自身その先生には園の売り上げ事情や内情など、相談していたのでとても信頼しています。本当にスタッフに恵まれて幸せです。いまはクビにしたい人がいません。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

最終更新:2018/11/03 17:00
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角川さん、来年期待しています!
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