「DHCクレンジングオイル」メイク落ち◎、“成分非表示”が示す企業姿勢【本当はヤバイクレンジング】
――「洗うだけでスキンケア」「角栓まで落とす」「潤いを与える」……洗顔料やクレンジングに躍るキャッチコピーは良いことばかり。でも、本当に肌にいいの? そこで、定番&人気のアイテムを、化粧品の成分解析で知られるかずのすけ氏と、化粧品検定一級で化粧品開発の経験を持つ安藤美和子氏(「アンチエイジングの神様」)が大検証!
■高クレンジング力だが、化粧品業界ではあり得ない「成分非表示」
【商品名】DHC 薬用ディープクレンジングオイル
【PRコピー】ハードなメークはもちろん、頑固な毛穴汚れや古い角質、余分な皮脂、角栓まで無理なくしっかり除去
【総合評価(A~D)】かずのすけ氏:評価不可能 安藤氏:B+
◎全成分
成分表示ナシ
<かずのすけ氏の成分解析評価>
本商品には全成分が掲載されていません。これはなぜかというと、「医薬部外品」の商品は「化粧品」に設けられている「全成分表示」の義務がありません。つまり成分を隠したい場合は、化粧品ではなく医薬部外品として登録すれば、ほとんどの成分を隠して販売することも可能なのです。しかし、一般的な化粧品メーカーは消費者の安全性確保のために、医薬部外品でも「有効成分」と「その他の成分」を記載しています。このルールは日本化粧品工業連合会の推奨ルールであり、ほぼ全ての化粧品企業がこれに従っている現状があります。逆に、これを記載しない企業は、つまり消費者の安全よりも自社商品の成分を隠すことを優先して考えていると評価されても、おかしくはないと思います。
<安藤美和子の使用感レビュー>
・汚れ落ち★★★★★
ウォータープルーフのアイライナーもしっかり落ち、クレンジング力が高いことがわかりました。重ねづけマスカラもラメ入りアイシャドウもキレイに落ちたので、濃いメイクの人でも十分に使えるクレンジングです。