【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由

「ブスと笑われ、恋愛はゲームの中だけ」の妻が、気持ちいいセックスを婚外恋愛に求めるワケ

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(C)いしいのりえ

 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃない? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。

 10代の頃、テレビドラマや少女マンガに接していると、「恋愛をするのは、美男美女のみの特権だ」と勘違いしてしまうことも少なくない。物語に登場する男女は全員美しく、スタイルもいいのだから。もちろん冷静になって周りを見れば、誰もが分け隔てなく恋愛を楽しんでいることに気づくだろう。そのとき人は、ドラマやマンガの世界は、しょせん“偶像の産物”だと納得できる。

 しかし容姿に自信のない女性は、いつまでたっても恋に対して、特にセックスに対して、非常に臆病になってしまうものだ。ただでさえ、愛する男性の前で裸を晒すときに、躊躇なく服を脱げる女性なんて、ほんの一握りだと思う。筆者自身も、40代を迎えた今、男の前で服を脱ぐ時ほど億劫で憂鬱になる瞬間はない。そんな筆者を、「もったいない!」とピシャリと叱咤したのは、今回お話を聞かせてもらった恵美子さん(仮名)だ。

■夫に処女を捧げたけれど……

「せっかく好きな人が裸を見たいと言ってくれるんだから、堂々としてなきゃ損ですよ。私も自分に自信が持てなかった10~20代の頃が、本当にもったいなく感じてますから」

 ぷっくりとした頬を緩ませて満面の笑顔でそう言った。

「人って一生のうちに必ず『モテ期』があるって言うじゃないですか。私はそんなものとは無縁だって思ってました」

 恵美子さんは現在34歳。低めの身長に豊満なバストとヒップ。ぽっちゃりした体型を隠すように、ゆったりとしたチェックのシャツとデニムのロングスカートを身につけている。一重まぶたで目尻の下がった目元は笑うとキュッと細くなって可愛らしい。

「物心ついた頃から、自分の容姿が人より劣っていることには気付いていましたよ。小中高とデブだブスだと笑われていましたし……学生時代は、自分と同じ容姿のパッとしないおとなしい子たちが集まるグループに属していました」

 恵美子さんはそう自分を卑下するが、過去の自分を淡々と語っている姿を見ていると、やはり“現役”だと気付かされる。顔や体形のつくり云々よりも、男を欲しがる独特の匂いを感じさせるのだ。

コンプレックスをはねのけたときの女は凄まじい

しぃちゃん

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