マルコムの認知症もショックだったのに……

ドラムが逮捕された「AC/DC」、不幸の積み重ねに「呪われたバンド」説も浮上

acdc01.jpg
「AC/DC」公式ホームページより

 70年代にオーストラリアで結成された世界最強の伝説的ハードロックバンド「AC/DC」のドラマー、フィル・ラッドが6日、殺し屋を雇い人を殺す計画を企てていた疑いで逮捕された。米ゴシップ芸能サイト「TMZ」が報じた内容によると、ニュージーランド警察は、男性2人を殺害するために殺し屋を雇おうとした殺人予備罪と、メタンフェタミン(覚せい剤)およびマリファナ所持でフィルを逮捕。有罪となれば最高で禁錮10年の刑に処されるとのこと。AC/DCは、「フィルが不在でも、新作アルバムやツアーのスケジュールには影響ない」という声明を出しているものの、バンドにとって大ダメージだと心配する声が多く上がっている。

 スコットランドからの移民一家に育ったヤング兄弟が1973年に結成したAC/DCは、リズムがとりやすく、いつまでも耳に残るサウンド、男性からの共感を得やすい歌詞、リードギターのアンガス・ヤングが飛び回り、のたうち回り、尻を見せるハチャメチャなパフォーマンスなどがウケて、1975年にリリースしたセカンドアルバム『T.N.T.』が大ヒットした。翌年にはアトランティック・レコードと契約を結び、世界に進出。「地獄のハイウェイ」「狂った夜」「サンダーストラック」など音楽史に残る名曲を数多く生み、全世界のアルバム総売り上げ2億枚を達成。プロも認めるカリスマバンドとなった。

 聞けば聞くほど魅力の増すバンドとして知られるAC/DCだが、誤解されることが多いバンドとしても知られている。80年にリリースしたアルバム『バック・イン・ブラック』に収録された「スリルに一撃」を繰り返し聞いていた高校生が、口に銃口を入れて拳銃自殺したり、首吊り自殺をする事件が相次ぎ、遺された親が「曲の“やれ! やれ!”は自殺しろと呼びかけているものだ」とバンドを訴える騒ぎにまで発展。「AC/DCはティーンに自殺を促す恐ろしいバンド」と白い目で見られるようになった。

 85年になると、AC/DCのTシャツやキャップを身につけた「悪魔崇拝者」を名乗る米連続殺人鬼リチャード・ラミレスが、「AC/DCの曲にインスパイアされて殺した」と供述。このことで「AC/DCは悪魔崇拝バンドだ」という烙印を押され、長らくバッシングされることになる。

 89年にはアメリカ軍から「AC/DCの音楽は爆音というか轟音。ぶっ続けて聞かされれば精神的におかしくなる」と認定され、パナマ独裁者のノリエガ将軍捕獲作戦に採用。隠れ家に向かって2日間ぶっ続けでAC/DCの曲を大音量でかけ、見事降参させたことで「独裁者の気も狂わせるバンド」だと大きなニュースとなった。ちなみに爆音は今も変わらずで、2009年にドイツのミュンヘンでコンサートを行った際には、半径19キロ圏内の住民たちから「夜遅くまで爆音が聞こえてうるさい!」と100件以上もの苦情が寄せられている。

 このように物議を醸すことの多いAC/DCだが、バンドの顔であるアンガスはプライベートでは物静かで穏やかな人物。ステージではハイになっているような恍惚とした表情でハイパーに動き回り、還暦近い今でも薄毛の天パ頭に悪魔の角をつけて観客を煽るが、酒は一滴も飲まないというロッカーらしからぬ地味な私生活を送っている。

 バンドのブレーン的存在だったヤング兄弟の兄マルコムも物静かな男。真面目な性格がたたり、やる気がうせたときにアルコールに手を伸ばしてしまい、依存症になってしまったこともあった。依存はツアーに参加できないほどひどくなったが、弟のアンガスに支えられて、リハビリで見事克服。復帰を果たしたのだが、今年春頃から「マルコム重病説」が流れるように。バンドは、このことについて沈黙を守ってきたが、9月にマルコムが認知症を患い施設に入所し治療を受けていること、バンドを脱退することを発表。ファンに大きな衝撃を与えた。

 まだ61歳という若さなのに、マルコムが認知症で脱退するという報道は、デビュー当時からAC/DCを応援しているファンにとって、80年の「ボン・スコット急死」に次ぐショッキングなニュースだった。

とりあえずアンガスの短パン姿で無事を確認させてくれ!

しぃちゃん

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  3. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露
  4. 草なぎ剛結婚報道のウラに木村?
  5. 「嵐はしゃいでた」発言で日テレP炎上
  6. マギー不倫報道に“非道すぎる圧力”
  7. 『大貧乏』視聴率暴落&批判のワケ
  8. 成宮友人A氏、「和解」提案の舞台裏
  9. マギー、M字開脚に「痛い」の声
  10. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句
  11. 『カルテット』視聴率左右するシーン
  12. 袴田吉彦の不倫相手が売名活動へ
  13. キムタクは「がんばっちゃう男」である
  14. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  15. 「レンタル彼女」は法的に問題ない?
  16. 山崎賢人、「恋人匂わせ」投稿に呆れ
  17. “意外すぎる”不倫常習犯タレント
  18. 篠原涼子、「演技派女優」計画は失敗? スペシャルドラマ不振で「やっぱり現代劇向き」の声
  19. 葵つかさ「ヌード披露」で売名説激化?
  20. “もう終わった”イケメン俳優3人

ジャニーズの人気記事

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  3. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露
  4. 「嵐はしゃいでた」発言で日テレP炎上
  5. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句

カルチャーの人気記事

  1. 「婦人公論」で小保方連載スタート
  2. 猫トラブルの原因は人同士のいさかい?
  3. 「日本が独裁国家に」映画監督が警告
  4. 「捨てられる妻」の典型とは?
  5. こなれを捨てた「CLASSY.」が暴挙へ

海外ゴシップの人気記事

  1. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  2. マライアが“バツ2”自虐ギャグでノリノリ
  3. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  4. リアーナ、J. Loをアンフォロー
  5. 私たちが知らない『クリミナル・マインド』の7つのこと