手書きの訴状というのが……

ギネス記録保持者の訴訟マニア、今度はあのセレブをロックオン!

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キム子、ジョナサンに訴えられて初めてセレブの仲間入
りなのよ?

 “お騒がせセレブ”のキム・カーダシアンに、童貞を奪われ、罪を犯すよう強要されたと主張する男性が、先月25日、キムがGAPを相手取り起こしている訴訟への参加を求める申し立てを裁判所に提出した。男は、キムから関係を公にしたら叩きのめすと脅迫されているとも主張。事実なら大スキャンダルなのだが、実はこの男は訴訟マニアであり、裁判所は今回のケースについても冷ややかに対応している。

 キムが、「私のそっくりさんを使ったCMを制作し、まるで私がブランドを推薦しているかのような誤ったイメージを世間に与える」としてGAPを訴えたのは、昨年7月のこと。この裁判に、「キムはGAPの服を着て、ボクとセックステープを作った」と告白し、自分も当事者だからと訴訟への参加を求める申し立てをしたのが、自称キムに童貞を奪われた男、ジョナサン・リー・リッチーズである。

 ジョナサンは、「私とキムは2001年から親密な関係にある。ヴァージン航空の機内で、キムは私の童貞を奪ったのだ」「私はクレジット・カード詐欺罪、個人情報窃盗罪で有罪となり、連邦刑務所に125カ月間服役していた。罪を犯したのはキムから強制されたから。彼女のぜいたくな暮らしとキャリアのために資金提供をしろと強要されたのだ」と主張。「キムとセックステープを2本作った。その時、彼女はGAPの服を着ていた。このテープはフィラデルフィアに厳重に保管されている。証拠品として提出できる」と訴状に記している。

 また、「今年4月30日に出所して以来、キムから『自分たちの関係を世間にバラしたら、クロエの夫でプロ・バスケットボール選手のラマー・オドムに叩きのめしてもらう。バスケットボールをのどに押し込み黙らせる』と脅迫されている。とても恐ろしい」とつづり、「これは内部告発なのです。私に罪を犯せと強制したキム・カーダシアンこそが刑務所に行くべきだ」と過激な主張もしている。

 この申し立ては5月25日に出されたのだが、「キムとジョナサンに面識があるという事実はない。証拠もない」として、すでに却下されている。短期間であっさりと却下されたのには、理由がある。この男は訴訟をライフワークとしており、06年1月8日から現在に至るまで、全米の連邦地方裁判所に2,600件以上の訴訟を起こしている「ギネス世界記録保持者」なのだ。

 ジョナサンの訴状は手書きが多く、弁護を行うのも彼自身。訴状の内容は妄想的で意味不明、そして、自分の名前には必ず著作権表示「(C)マーク」をつけるのが特徴だ。彼が告訴するのは有名人がほとんどで、5年前にも「ブリトニー・スピアーズから銃を突きつけられ、中絶費用と豊胸手術費用、コカインとアルコールを買う金を出せと脅迫された」という訴訟を起こし、注目されたことがある。このケースでは、「自分が服役する刑務所に押しかけ、脅迫するブリトニーに対して、接近禁止命令を出してほしい」と求めたのだが、もちろん、判事からは「そんな事実はない」として却下されている。

 ブリトニーのほかにも、タイガー・ウッズ、元プロ野球選手のバリー・ボンズ、NASCARドライバーのジェフ・ゴードン、カリスマ主婦マーサ・スチュワート、ジェシカ・アルバら、幅広い分野で活躍するセレブたちが、ジョナサンにロックオンされてきた。06年9月には、当時大統領であったジョージ・W・ブッシュと副大統領ディック・チェイニーや閣僚、サダム・フセイン、スティーヴン・スピルバーグ、ブラッド・ピットら57ページにわたりびっしりと記された数百名をまとめて告訴している。ソマリアの海賊たちなど、アメリカ人以外もターゲットにしており、東京証券取引所が訴えられることもあった。

 07年9月には米アップル社の前最高経営責任者スティーブ・ジョブズに対して、一時的規制命令を求める訴訟を起こし話題に。訴状には、「85年のフィラデルフィア警察によるMOVE(黒人解放グループ)爆撃事件以来、スティーブはO・J・シンプソンをヒットマンとして雇っている」「98年4月20日にO・Jはジョブズに対してドリー(世界初の哺乳類クローンである羊)をクローンしろと金を渡した」「ジョブズは、私の脳とランス・アームストロングの自転車に、核ミサイルを撃ち込もうとしている」と主張。地方裁判所判事は、「原告は、数週間前にもエルビス・プレスリーとネバーランドは戦争犯罪者だという訴えを起こしている。脳みそをロックンロールされたというのが理由だとして」と呆れながら述べ、「今回も架空、なおかつ、ナンセンスな訴え」だとして告訴を取り下げるよう命じていた。

 このスティーブのケースのように、ほとんどが「起訴内容は根拠のないもので意味不明」だとしてすぐに却下されるのだが、ジョナサンはめげることなく、訴訟を続けている。訴訟を起こすにはお金がかかるのだが、その費用も滞納しており、全米の地方裁判所判事たちから「別のことに時間を使うように」と提言される始末。しかし、その言葉は必死になっている彼の耳には届かないようだ。

 レディー・ガガに「ポーカー・フェイス」という言葉を盗まれた訴え、ブルース・ウィリスのせいで虫歯になったという訴訟を起こすなど、噴飯ものの内容が多いのだが、ジョナサン自身は大真面目。彼の精神状態を心配する声も上がっており、裁判所が彼の健康情報を非公開にしているのは、何か複雑な事情があるからかもしれない。

 刑務所から出所したことにより、大量の情報にアクセスできるようになってしまったジョナサンが、今後、どのような訴訟を起こしていくのか、アメリカのB級タブロイド紙は興味津々に見守っている。

『海賊事典』

ソマリアの海賊は裁判には来ないと思うよ~?

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