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勇気あるセレブのカミングアウトから学ぶ、乳がんへの態度と克服法

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乳がんを克服して、このパワフルさ。カイリー姐さんに勇気をもらえます

 毎年10月は、乳がんの早期発見・早期治療を啓発するキャンペーン「ピンクリボン運動」の強化月間。今年のピンクリボン月間に先駆けて、米保健福祉長官のキャスリーン・セベリウスは、「40歳を超えたアメリカ人女性の90%が乳がん検診を受ければ、毎年3,700人もの命が助かる」と発表。「今年、乳がんと診断される人は23万人になると予想されている」とも述べ、身近な病なのだということを強調した。

 今回は、勇気をふり絞り、乳がんにかかったことを告白し、見事、病に打ち勝った「乳がんを克服したセレブ」を紹介する。

■カイリー・ミノーグ

 身長があと30センチ高かったら、歌手だけでなくスーパーモデルとしても成功を収めたただろうと言われるカイリー・ミノーグが、乳がんだと診断されたのは、2005年5月17日(当時36歳)。『ショーガール:ザ・グレイテスト・ヒッツ・ツアー』開始後、2カ月のことだった。地元オーストラリアのメルボルンでがん宣告されたカイリーは、すぐに治療を開始。早期に発見されたため、僅か半月ほどで治療に成功したと伝えられている。

 後にカイリーは、胸にしこりを感じて、最初に訪れた医者から「大丈夫、なんともありません」と「誤診された」ことを告白。「白いガウンを着て、いろんな医療器材に囲まれているドクターを目の前にすると、その言葉を信じちゃうわよね。でも、ドクターも100%正しいってわけじゃないのよ。大丈夫って言われても、自分で何かおかしいと思うのなら、すぐに別の医師に診てもらうべき。私は、そうして助かったのだから」と、明かし大きな反響を呼んだ。

■シェリル・クロウ

 グラミー賞常連のシンガーソングライター、シェリル・クロウが、乳がんだと診断されたのは、06年のこと(当時44歳)。名医による低侵襲手術を受け、放射線療法を行い、無事治療を終了した。

 その後、シェリルは、乳がん患者や治療経験者たちが集まり、気持ちをシェアする会があることを大々的に紹介。「ガンはまだ残っているんじゃないか、体のどこかで再発しているんじゃないか、と一人で抱えていた辛い気持ちを同じ立場の人たちと話し合うことで、びっくりするほど楽になれた」と語った。シェリルのこの発言で、多くの女性たちが会の存在を知り、救われたと伝えられている。

■シンシア・ニクソン

 『Sex and the City』のミランダ役でおなじみのシンシア・ニクソンは、35歳から毎年受けていたマンモグラフィー検査で、06年10月(当時40歳)小さながんが発見された。彼女は「告知されても怖くはなかった」とのこと。なぜなら、彼女の実母は30年以上前に乳がんを患い、その後再発したものの、治療が成功し、元気になったからである。「私もちょちょっと治療すれば大丈夫だと思った」と笑顔で語るシンシアには娘がいるが、「遺伝的に乳がんにかかる確率は高いと思うけど、検査を受ければ怖いことはないと伝えるつもり」だと明かしている。

 なお、シンシアが乳がんだったと告白したのは08年4月にピンクリボン・キャンペーンのイメージウーマンになったことがきっかけだった。すぐに発表しなかった理由は、「舞台に出ていたから。告白したら、見にきてくれるお客さんたちは『シンシア、大丈夫なのかしら?』って気になってしまい、演劇を楽しめなくなってしまうでしょ」「あと、やっぱり、放射線治療を受けた後の姿をパパラッチされたくないって思ったから」だと語っている。

■クリスティナ・アップルゲイト

 人気テレビコメディー『サマンサ Who?』で再ブレイクし、エミー賞などにノミネートされるなど絶好調だった08年4月(当時36歳)、クリスティナ・アップルゲイトは乳がんだと診断された。クリスティナは30歳のころから毎年マンモグラフィー検査を受けており、左胸に初期のごく小さながんが発見されたのである。

 告知された直後は震えが止まらずに号泣したそうだが、「すぐにファイティング・モードにチェンジした」そうで、翌日専門医を訪ねて「治療について語り合い」、1週間以内にはがん切除手術を受けていたという。手術後、6週間の放射線療法を勧められたが、「その前にBRCA検査をして欲しい」と依頼。この検査は、乳がんの原因遺伝子であるBRCA1とBRCA2の遺伝子にがん発症の原因となる変異があるか調べるもので、クリスティナは「変異あり」という結果が出た。そのため、「放射線療法を受けて再発に脅える日々を送るよりかは、両方の乳房を全部切除して安心したい」と決断。改めて、BRCA検査の大切さを世間に認知させた。

 なお、クリスティナは、「きれいに乳房再建も出来るっていうし、即決した」と発言しているが、手術前に最初で最後のヌード写真を撮影して別れを惜しんだとのこと。今でも胸にいれた生理食塩水には多少の違和感を感じているとも明かしている。

■ベッツィ・ジョンソン

 ビビッドで乙女、ロックでセクシーなファッションを手がけるデザイナーのベッツィ・ジョンソンが、乳がんだと診断されたのは、00年5月のこと(当時58歳)。豊乳目的で胸に入れていたインプラントを取り外した1週間後に、しこりがあることを発見し、検査の結果がんであることが判明した。「医者はこのタイミングでインプラントを取り外して本当によかったね、と驚いていたわ。もし入れたままだったらしこりは見つけられなかっただろうから。定期的に受けているマンモグラフィー検査の予定も半年先だったしね」とコメントしており、インプラントが早期発見の邪魔になることがあると明かした。

 ベッツィはすぐに切除手術と放射能治療を受け、同年9月のニューヨーク・ファッション・ウィークに元気な姿で登場。乳がんだったことを告白し、集まったファンや業界人を驚かせた。

■メリッサ・エスリッジ

 同性愛者だとカミングしていることでも有名なグラミー歌手メリッサ・エスリッジが、乳がんだと診断されたのは04年10月(当時43歳)。ツアー中だったメリッサは「ふと胸にしこりがあることに気が付いた」そうで、急遽カリフォルニアに戻り検査を受け、その結果ステージ2の乳がんだと診断された。

 絶望のどん底に落ちたというメリッサだが、「担当してくれた超音波検査技師も、5年前に乳がんをしたと話してくれて。私の前でブラウスを広げて、”最悪でも、こうなるだけなのよ。意外と平気なものでしょ。大丈夫”と励ましてくれたの。すごく気持ちが軽くなったわ」と告白。すぐに腫瘍摘出手術を受け、再発を防ぐために15個のリンパも切除。その後、化学療法と放射能治療を5コース受け、翌年のグラミー授賞式で復帰パフォーマンスを披露した。

 メリッサは化学療法で髪の毛が抜け落ちていたのだが、そのままグラミーに出演。多くの人に感動と勇気を与えた。なお、彼女は乳がんにかかった要因の一つに「肉ばかり食べるウエスタン料理」をあげており、「もっと野菜と果物を食べるべき」と全米に向かって呼びかけている。

■オリビア・ニュートン・ジョン

 乳がんを告白したセレブのパイオニア的存在であるオリビア・ニュートン・ジョンは、92年に病を発症(当時44歳)。定期的に受けていたマンモグラフィー検査では問題なかったものの、変だと思い精密検査を受けたらがんであることが判明した。早期に治療を受け克服することができた自分の経験を大々的に語り、「日ごろから自分でチェックすることが早期発見につながる」と呼びかけている。

 08年には、自分で簡単に乳がん検診ができる「リヴエイド」を開発し、発売。63歳になった今も、乳がん撲滅運動に積極的に参加している。

■スザンヌ・ソマーズ

 映画『アメリカン・グラフィティ』でブレークし、テレビ界で活躍していたスザンヌ・ソマーズが、乳がんだと診断されたのは01年のこと(当時55歳)。腫瘍摘出手術と放射能治療を受けたが、化学療法を受けることは拒否。医者の治療法にたてついたと、大きな話題となった。

 08年11月、スザンヌは体調を崩し病院に搬送。入院検査を受けた結果、「がんが全身に転移しており手術不可能」だと宣告された。驚いた彼女は、自分が信頼できる医師を探し出して診てもらった結果、誤診だったことが判明。この経験から、スザンヌは「もっと私たちは病気のことを勉強して、どんな治療法があるのか、前もって調べるべき。何でもかんでも医者まかせではダメ。あと、信頼できる医師を調べておくことも大切」と発言するようになり、何冊かの本をリリースした。ちなみに、「アンチエイジングと天然ホルモン補充自然療法」に関する本も出版しており、『Sex and the City2』の劇中でサマンサの支持を受けていた。

 スザンヌは、今なお医師会からは目をつけられているが、悩める女性たちのリーダー的存在として勇気を与えている。

 今も元気で活躍する彼女たちの言葉からは学ぶことが多く、力づけられる。また、つくづく乳がんの早期発見・早期治療が何よりも大切なのだということを、知ることができる。症状がなくても、30歳を超えたら乳がん検診を受けることを強く勧めたい。

『患者・家族と医療者のための乳がん診療マニュアル』

検診をサボっちゃダメ!

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