[連載]亀井百合子の「オシャレな女に憧れて」

主演ドラマが好調のキムタクが「今のうちにできる6つのこと」を考えた

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頑張るッス!

 初回の視聴率22.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した木村拓哉主演ドラマ『月の恋人~Moon Lovers~』(フジテレビ系)。「さすがキムタク!」ともいうべき役作り、演技力に注目が集まっている。

 まず、頬からアゴのたるんだライン。かつて「人の心はお金で買える」と発言して話題を呼んだ、○○エモン社長を彷彿とさせる。そのためにあえてたるませたのだろう。すごい役作り、日本のロバート・デ・ニーロだ。

 ボソボソしゃべる演技は、相変わらずの”自然体”。本人によれば「ボクがいつもやらせていただく役柄と比べて、音符で言ったらふたつ3つ下になっている」(ワニブックス「Wink up」2010年6月号より)そうだが、違いがまったく分からない。それでいい。どのみち視聴者はドラマが見たいのではなくキムタクが見たいのだから、キムタクならなんだっていい。

 そんな本格俳優キムタクだが、気になるのは今後である。いつまでこの路線が通用するのだろうか。ひいき目に見ても、ちょっと苦しくなってきた。このままだと「キムタクも落ちたね……」と言われてしまう気がする。ということで、おせっかいながら「月9の主役をとれるうちにすべき6つのこと」を考えてみた。

1、「an・an」の好きな男1位を福山雅治に譲る
 今、キムタクにとって重荷になっているのは、雑誌「an・an」(マガジンハウス)の好きな男ランキング15年連続1位という称号ではないだろうか。この称号がある限り、視聴者はつい「この男が日本一の色男!?」とアラ探しをしてしまう。他のイケメン俳優よりもチェックが厳しくなってしまうのだ。

 今年は福山雅治が坂本龍馬役で大河ドラマ主演という国民的大仕事をしている。キムタクが2位の福山に1位を譲る好機である。

 と思ったら、「an・an」は昨年この企画を行っていない。今年もやるのか分からない。もしかしてキムタクの扱いに困って企画自体を消滅させたとか? 落ちるならなくしてしまえホトトギスってか。ちなみに本人はビジュアルの衰えを自覚しているのか、今回のドラマについてこんな発言をしている。

「とりあえず(松田)翔太お兄ちゃんがカッコいいんで(笑)。彼のカッコよさを見るだけでも十分楽しいと思いますよ」(前出「Wink up」2010年6月号より)

2、英語堪能な嫁とCMで共演する
 工藤静香は家庭では英語を話しているそうだ。スーザン・ボイルには通じなかったキムタクの英語も、さすがに自分の妻には通じるだろう。通じてほしい。ということで、「パルスイート」のCMに二人で出て、英語で会話し、家庭的かつバイリンガル俳優であることを国民にアピールすれば好感度がアップするはず。完全に人気が凋落してから夫婦共演をすると色モノ感が出てしまうので、今のうちにすべし。

3、DJデビューして夜のキムタクをアピール
 DJといえば酒井法子と鈴木亜美、そして高城剛である。ワイルドで自由でちょっと危ないイメージだ。キムタクはストイックで安定志向のイメージがあるので、イメチェンを計るにはDJデビューがぴったり。これも完全に落ちぶれてからすると、哀れな感じになってしまうので今のうち!

4、『タモリ倶楽部』でサブカル系に進出
 今、「キムタクのファン」と公言するのは、少しためらいがある。しかし、「タモリが好き」というとカッコいい気がする。カルチャーな感じである。それもひとえに『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)のおかげ。だからキムタクも『タモリ倶楽部』に出演して、下水道について熱く語れば、おしゃれで文化系な香りをまとえるに違いない。今すぐ下水道について勉強しろ。

5、ジャニーズJr.と舞台で共演
 長らく他のジャニーズタレントとは別扱いになっていたSMAPおよびキムタク。ここでジャニーズの原点に戻ってほしい。ジャニーズといえば、先輩後輩の抱き合わせ商法である。人気が落ちてからそれをすると、近藤真彦のようになにかと後輩人気にあやかって出てくる形になり、Jr.ファンからうんざりされてしまう。まだそこそこ自分の人気があるうちに後輩たちを引き連れて舞台で共演し、森光子の介護もし、事務所に貢献して将来に備えてほしい。
 
6、教育テレビで照英と子育てについて語る
 時流に乗ってイクメン(育児メンズ)俳優路線に変更するのも一つの手。照英も「子育てをしているパパはかっこいい!」と『すくすく子育て』(NHK教育)のHPで言っている。今から育児休暇を取るのもナイス。もっと家庭をアピールして、子育ての次は親の介護、夫婦の倦怠期、妻の更年期、自分の老い……などを「an・an」で赤裸裸に語り、同学年ファンとともに成長するキムタクであってほしい。

 キムタクはこんな名言を残している。「俺、人間に対しても『腐っても鯛』っていう言い方、嫌いなの。だって人間は生きてる限り、腐ったら、腐った別の何かになってるもの」(コスミック出版『木村拓哉語録』)。そう、「腐ってもキムタク」はない。発酵して味噌になったキムタクを応援したい。
(亀井百合子)

『木村拓哉語録―努力するのもカッコイイなと思えてくる (コスモブックス) (単行本)』

更年期を語るキムタク、全力でキボンヌ!

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亀井百合子(かめい・ゆりこ)
1973年、東京都の隣の県生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスライターに。ファッション誌やカルチャー誌のライター、アパレルブランドのコピーライターとして活動中。

【バックナンバー】
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