メーガン夫人、約9000万円の「財政赤字」に転落! ヘンリー王子と週1時間労働で「まるでプロニート」

2023/12/18 12:33
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
2020年3月、メーガン夫人とヘンリー王子(C)GettyImages

 ヘンリー王子とメーガン夫人が2020年に立ち上げたアーチウェル財団。このたび、アメリカの内国歳入庁(IRS)に提出した2022年度の年次報告書(Form990)が開示され、2人が働いた時間は平均して週に約1時間だったことが明らかになった。

 先日報じられた「英王族の公務件数ランキング」は、最も働き者のアン王女の457件に対して、ウィリアム皇太子は172件、キャサリン妃は128件しかないと、ネット上でアンチが叩いているが、王子夫妻の1週間に1時間は何もしていないに等しく「まるでプロニート」という声が続出。財団への寄付金が1,100万ドル(約◯◯億円)も減少して財政赤字に転落したのも「納得」だと失笑されている。

 内国歳入法第501条の下で所得税の免除を受けている非営利組織などが、毎年、内国歳入庁に提出しなければならない年次報告書(以下、Form990)。IRS990では、「収入、支出、資産などの財務情報」「活動に関する説明」「取締役、受託者、主要な従業員のリスト」「従業員に支払う報酬額」などを開示することが義務づけられている。

 アーチウェル財団の公式ウェブサイトで開示された22年度IRS990によると、ヘンリー王子とメーガン夫人はコロナ禍が明開けた22年も21年同様、週に1時間しか財団で働いていないとのこと。

 米週刊誌「ニューズウィーク」は、「(一般的に)財団の理事の多くは役員会議に出席するだけのため、労働時間が週に1時間というのはごく平均的」だと説明しているが、 アーチウェル財団は、王室離脱後の夫妻が「これからは慈善活動に力をと注ぐ」と意気込んで創設したもの。

 メーガン夫人はそれまで、女優業の傍ら、国際NGO「ワールド・ビジョン」のアンバサダーとしてルワンダやインドを訪問するなど慈善活動を行なってきた。また、ヘンリー王子も王族として熱心に慈善活動を行なっていた。そうしたことから、今後はチャリティイベントへの参加や、 慈善活動家としての支援だけでなく、人々に元気や癒やしを与える“アメリカのプリンス&プリンセス”になってくれるだろうと多くの人が期待していたのだ。

 今年8月にチャリティイベントのために来日した王子は、「慈善活動が自分の人生そのものだった」と述べ、「これからも、それは変わらない」と明言。それなのに、週に1時間しか慈善財団の活動をしていないのは「やる気がないと思われても仕方ないのでは」「名誉毀損や警備を求める裁判で忙しくて、とてもチャリティどころじゃないんだろうね」とネット上 からは批判の声が上がった。

英王室メンバー、実は100以上の公務を行う働き者

実は働いてる皇太子ご夫妻(C)GettyImages

 22年といえばエリザベス女王の即位70周年を祝う式典があり、その3カ月後に崩御されるという、王室にとって大きな出来事が続いた。一方、夫妻の目立ったチャリティ活動は退役軍人や傷病軍人のスポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」への出席くらいで、ほかはポッドキャスト番組や王室暴露ドキュメンタリーの制作に労力を注いだという印象が強い。

 英王室メンバーはぜいたく三昧していると、王子夫妻や世間から叩かれることが多いが、実はかなりの働き者。今年457件もの公務をこなしたアン王女を筆頭に、チャールズ国王は425件、エドワード王子は297年、カミラ王妃は233件、ソフィー王女は219件、ウィリアム皇太子とグロスター公爵リチャード王子は172件。あまり公務をしないといわれるキャサリン妃でも、3児の母親業をこなしながら128件も公務を行っている。

 ちなみに19年度の記録によると、ウィリアム王子(当時)は220件、ヘンリー王子は201件、キャリン妃は116件、妊娠・出産したメーガン 妃(同)も83件公務を行っており、決して”怠け者”というわけではない。

 だが、英王室で新米だった夫人は、オーストラリア外遊時に「こんなに多くの人と握手をして歩き回るのに報酬がもらえないなんて信じられない」と不満を漏らしていたと報じられている。王室を離脱したのは、財団を立ち上げて慈善活動することで王族的なイメージを維持しつつ、ロイヤルブランドを武器にビジネス展開をしたかったからだともささやかれた。

ヘンリー王子夫妻の財団運営費用は 約9,000万円の赤字

赤字でも問題なさそうな夫妻(C)GettyImages

 しかし、そうはうまくいかないようで、財団の22年度IRS990によると、21年度は大口寄付者がたった2人に減ってしまい、全体的な寄付金も初年度に比べて約1,090万ドル(約15億円)減の約200万ドル(約2億8,000万円)。運営費用は約267万ドル(約3億7,000万円)で赤字という計算になった。

 損失分は21年に上げた利益約900万ドル(約12億4,0000万円)でなんとかカバーしているが、ジェームズ・ホルト専務理事の年俸は17万ドル(約2,300万円)ほどアップした約23万ドル(約3,200万円)、シニア戦略アドバイザーには約14万5,000ドル(約2,000万円)、もうひとりの取締役も約9万5,000ドル(約1,300万円)だと報告されており、理事である王子夫妻の報酬はないものの、このままだと首が回らなくなるのではと懸念する声が上がっている。

 ちなみに、夫妻以外の3人は週に約40時間勤務したと報告され、ネット上では「報酬は高いけど、役員だし、働いているから妥当なのでは」という意見が多いようだ。

 ヘンリー王子とメーガン夫人は、財団のほかにNetflixと契約を結んでいるアーチウェル・プロダクションと、Spotifyで配信したポッドキャスト番組の制作会社アーチウェル・オーディオを立ち上げ、ビジネス展開している。

 これらの仕事や、まだ幼くてイベントに同行させたことがない、アーチー王子、リリベット王女たちの育児や、王室の伝統を教える時間も必要で、慈善活動にまでは手が回らないのかもしれない。

 野心家だとささやかれるメーガン夫人は、今後、ハリウッド復帰や、SNSや政界への進出を狙っていると伝えられるが、ヘンリー王子は、故ダイアナ元妃のように慈善活動に力を入れていくだろうとファンは推測している。

 しかし、1月に発売した自伝本『スペア』がベストセラーになったことから、気を良くして、第2弾出版や映画化にも着手するかもしれない。金銭的に切羽詰まっているとも見受けられる2人が、来年どんな活動をするのか? 生ぬるく見守っていきたい。

最終更新:2024/02/13 10:30
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