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エリザベス女王の半生描く『ザ・クラウン』シーズン5が酷評の嵐! 英大手紙が「星1~2つ」評価のワケ

2022/11/11 21:33
堀川樹里(ライター)

 さらに、主人公のエリザベス女王を演じたイメルダ・スタウントンは、映画『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)から同シリーズに参加し、冷酷で残忍なドローレス・アンブリッジ役を演じていたため、「女王が嫌な人に見えてしまう」「ハリポタの役がチラついて集中できない」と感じた人も少なくないようだ。

 英大手紙「デイリー・テレグラフ」のレビューは厳しく、各エピソードに対する評価は星1~2つがほとんどで、「フィクションを盛り込みすぎている」「年代をごちゃ混ぜにしている」と酷評。フィリップ殿下が、伯父ルイ・マウントバッテンの孫ノートン・ナッチブルの妻でビルマのマウントバッテン伯爵夫人であるペネロペ・ナッチブルと親しくなるきっかけとして、ノートンとペネロペの間に誕生した末娘(享年5)の死が描かれている点に関しては「不適切にもほどがある」と強く批判した。

 加えて同紙は、感動的だと話題になった「マーガレット王女とピーター・W・タウンゼント大佐が長い年月を経て再会したエピソード」で、そのきっかけとして描かれた「マーガレット王女がBBCラジオの『無人島へ持ってゆきたいレコード』にゲスト出演し、2人の思い出の曲『Smile』を選んだ」ことも事実とは異なると指摘。王女は同番組に出演しているが、1992年ではなく81年であり、選曲も違ったと伝えた。

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