コラム
暗黙のママ友ルールウォッチング

タワマン住まいママの「保育料8万円」告白に「もしかして自慢?」――認可保育園ママ友の“年収バレ”問題

2022/06/26 18:30
池守りぜね(ライター)

「子ども同士の付き合い」が前提のママ友という関係には、さまざまな暗黙のルールがあるらしい――。ママたちの実体験を元に、ママ友ウォッチャーのライター・池守りぜねが、暗黙ルールを考察する。

写真ACより

 「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログが話題となった2016年以降、小規模保育園や延長保育を実施する幼稚園の増加などにより、待機児童問題は改善に向かいつつある。しかし、収入に応じた手頃な利用料で子どもを預けられる認可保育園への入園には、いまだ熾烈な保活が必要な状況が続いているようだ。

 一見、同じような条件に見える共働き家庭でも、人気の認可保育園への入園があっさりと決まる家庭と、すべての認可保育園に落ち、認証保育園や認可外保育園に入園するケースもある。今回は、認可保育園に子どもを通わせるママ友の“暗黙のルール”について、ある園児のお母さんの話を取り上げる。

保活の超激戦区、0歳の娘が認可保育園入園

 関東近県で、3歳の男の子と0歳の女の子を育児中の愛子さん(仮名・36歳)は、今年度、認可保育園の0歳児クラスに娘を入園させた。

「私が住んでいるのは、保活の『超激戦区』と言われている地域。10年くらい前からタワマンや新築マンションの建設ラッシュで、子育て世代のファミリー層が多いんです」

 愛子さんは、高齢者向けの介護施設で働く介護士、一方、夫はフリーの映像ディレクターだという。フリーランスは、「在宅で子どもの面倒がみられる」と判断されてしまい、保活では不利なケースも多い。

「夫は、大学時代の友人らと一緒に、幼稚園などの運動会の撮影から企業のPR映像制作まで、幅広く仕事をしています。時には地方での撮影があり、家にいないことも多いので、無事に認可保育園には入れたのは本当によかったのですが、周りのママ友からは、『旦那さんがフリーランスなのに、どうやって?』と驚かれましたね……」

 愛子さんの周りには、都内にある有名企業に夫婦で勤めているママ友がいる。子どもが同じ認可保育園に通いながらも、「生活の違いを感じる」そうだ。

「パパと育児を分担しながら、バリバリ働いているキャリア志向のA子さんというママ友がいるんです。A子さんの子どもと上の子が同じ3歳クラスで、仲良くさせてもらってます。彼女は近隣のタワーマンションに住んでいて、お迎えの時にモンクレールのダウンを着ていたりと、見た目も小綺麗。同じ園のママ友で集まる時に、A子さんのタワマンのパーティールームを使ってランチ会をしたことがあるのですが、あらためてお金持ちなんだなぁと思いました。私は、おさがりの汚れたベビーカーでお邪魔したんですが、なんとなく肩身が狭かったですね」

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