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【衝撃の英王室スキャンダル、ベスト5】庭師とマーガレット王女の不倫、セーラ夫人“足の指しゃぶり”パパラッチ、アン王女の誘拐未遂事件

2021/05/22 17:00
堀川樹里(ライター)

 タブロイド紙の格好のネタにされ、良いことも悪いことも大げさに脚色して報じられるケースが多い英王室。タブロイド紙のおかげで公務や慈善活動を知ってもらい、好感度が上がるという利点もあるが、スキャンダルが写真に撮られてしまうとたちまちバッシングを浴び、つらい状況に置かれることになる。

 ,ヘンリー王子はオプラ・ウィンフリーのインタビューで、「メディアの攻撃によりメンタルヘルスが破壊された」と告白したが、彼の場合、あまりにもやんちゃだったため仕方ないと考える人もいる。悪事が写真に撮られ「動かぬ証拠」としてタブロイドの1面を飾ることもあり、彼には逃げ道もなかった。その上、王室のメディア対応の方針は「文句は言わず、弁明せず」。王室にいた頃は反論できず、さぞかし悔しかったことだろう。

 12歳で母ダイアナ元妃を亡くした王子のことをふびんに思ったチャールズ皇太子は、それから数年にわたり、王子と過ごす時間を増やした。しかし、16歳頃からヘンリー王子ひとりで過ごす時間が増え、邸宅に友人を呼び、酒を飲んだり、タバコを吸ったり、マリファナに手を出したりと“悪い遊び”をするようになった。地元のパブに繰り出し、パーティーもした。嫌煙家の皇太子は匂いから王子がタバコやマリファナを吸っていることを知り、すぐにリハビリ更生施設に入所させられた。

 名門男子校イートン校に通う15歳からたばこを吸うようになった王子は、30歳を過ぎても、うまそうに喫煙する姿がパパラッチされ「だらしない」「意志が弱い」とあきれられることに。クラブで遊び回っていた04年には、パパラッチに殴りかかり、取っ組み合いのけんかをしているところも激写され、「王子の自覚を少し持ったほうがよい」と白い目で見られた。

 その王子は05年、友人のバースデーパーティーに、ナチの腕章をつけたコスプレ姿で登場。「植民地&ネイティブ」がテーマのバースデーパーティーにちなんで、ナチのコスプレをしたといい、「悪い選択だった」と本人は謝罪したが、同じくパーティーに出席していたウィリアム王子はライオンのコスプレでほのぼのと過ごしていたため、「弟はとんでもない野郎だ」と大バッシングされた。

 この時、王子はイギリス陸軍に入隊する直前で、一部の政治家からは「非常識すぎる。入隊を取り消したほうがいいんじゃないか」と批判する声が上がったが、無事入隊。しかし、アフガニスタンでの攻撃ヘリコプター副操縦士としての任務について聞かれた際、「楽しいよ。プレイステーションやXboxで遊ぶのが大好きだし」と発言し、「ゲーム感覚か!」とまた炎上。

 ラスベガスで全裸になりどんちゃん騒ぎしている写真は、あまりにもアホすぎて、バッシングよりもあきれる声のほうが多かった。とはいえ、この写真が宣伝になったラスベガスには2,300万ドル(約25億円)の利益をもたらしたと伝えられている。

 今年3月に放送されたオプラのインタビューで「王室離脱したら金銭援助してくれなくなった」と不満を漏らし、「甘すぎる!」叩かれたヘンリー王子。殿下の葬儀ではおとなしくしていたが、ほかの王室メンバーたちから冷遇されたという情報が流れており、「これからもたくさんの問題言動がありそう」だと注目されている。

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