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エリザベス女王の「コーギー」メーガン妃の「ビーグル」、ハムスターも!? 英国王室のかわいいペットたち

2021/02/26 18:02
堀川樹里(ライター)

 大の犬好きとして知られるイギリスの王室メンバーたち。イギリス王室が所有する美術品コレクション「ロイヤル・コレクション」には、歴代の王室メンバーたちに愛されたペットの貴重な写真がたくさんあるが、そのほとんどが犬だ。

 エリザベス女王の高祖母に当たるヴィクトリア女王は、愛犬たちを自分の墓場に埋葬し、墓碑銘も刻んだほど溺愛していたが、エリザベス女王も30匹以上の犬を飼育してきた愛犬家。亡くなった犬たちは、サンドリンガム・ハウスに墓碑銘をつけて埋葬している。

 イギリス王室のメンバーは多いが、猫派はエリザベス女王のいとこマイケル・オブ・ケント王子の妻、マリー=クリスティーヌ妃だけだと報じられるほど、犬好きばかりなのである。

 今回はそんな英国のロイヤルペットたちをご紹介しよう。

キャンディ ~エリザベス女王の愛犬~

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 両親が犬好きで、子どもの頃から犬に囲まれて育ってきたエリザベス女王は大の犬派。18歳の誕生日にプレゼントされたウェルシュ・コーギー・ペンブローク(以下、コーギー)のスーザンは、フィリップ殿下との新婚旅行にも同行したほど。女王はスーザンがきっかけでコーギーの交配を始め、コーギーたちに専用の部屋や特注のベッドを与え、シェフが作った料理を食べさせ、クリスマスには一匹ずつプレゼントをあげるなど、溺愛してきた。

 コーギーたちにはモンティ、スーザン、ホリーなど王室のペットとして伝統的な名前をつける一方、キャンディ、シュガー、フォクシー、ハニーなど庶民的な名前もつけ、話題になった。国民からも愛されたコーギーたちは、女王と共に国内外のさまざまな雑誌の表紙も飾ってきた。

 ホリーとウィロウは、2012年のロンドンオリンピック開会式に、女王、ダニエル・クレイグと共にビデオ出演したことで一躍有名に。ホリーは16年、ウィロウはがんのため18年に安楽死させられ、スーザンの血を引くコーギーはいなくなった。そして、女王は愛するペットを残してこの世を去ることは避けたいとして、交配をやめると発表した。

 女王は、マーガレット王女が飼っていたダックスフントとのピプキンと、女王のコーギーが交配したことにより誕生したドルギ犬もかわいがっていた。コロナ禍においては、ドルギ犬のバルカンとキャンディが女王の心の支えになっていたとされている。

 バルカンは、昨年12月に死去。現在、女王のもとにいるのはキャンディだけとなっている。

エリザベス女王
やはり「ニンゲン」のネーミングセンスには誰も勝てません
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