日本とはスケールが違うな

【衝撃の英王室スキャンダル、ベスト5】庭師とマーガレット王女の不倫、セーラ夫人“足の指しゃぶり”パパラッチ、アン王女の誘拐未遂事件

2021/05/22 17:00
堀川樹里(ライター)

英国スキャンダル3:セーラ・ファーガソン、“足の指しゃぶり”

 ここ数年、世間を騒がせているアンドリュー王子。性的人身取引で起訴され、勾留先の刑務所で自殺したとされる米富豪ジェフリー・エプスティーンと親しく、斡旋してもらった未成年と性行為をしたと訴えられ、児童買春疑惑がかけられている王子は19年にBBC1のインタビューを受け、苦しい弁明を展開。直後、エリザベス女王は、王子を王室メンバーの公務から退かせると発表し、事実上のクビだと大騒ぎになった。

 そんなアンドリュー王子を「真の紳士」「人がよいストイックな人間」と擁護している女性がいる。86年から96年に離婚するまで妻だったセーラ・ファーガソンだ。

 81年にチャールズ皇太子と結婚したダイアナ妃と比較され、「美人じゃないから親しみが持てる」などといわれていたセーラだが、次第に「品がない」「浪費家」だと叩かれるようになった。海軍勤務だけでなく公務もある王子は多忙を極め、家に残されたセーラは暇を持て余して浮気をするように。王子から三くだり半を突きつけられ、92年3月に別居することが発表された。

 その5カ月後、衝撃的かつ刺激的な写真が大手タブロイド「デイリー・ミラー」に掲載された。セレブに人気の避暑地サントロペで、アメリカ人の富豪に足の指をしゃぶられているところをパパラッチされたのだ。しゃぶられているセーラはプールサイドチェアに寝そべり、まるで女王のよう。ほかにも男と抱き合ってキスをしたり、トップレスになったもの、まだ2歳だったユージェニー王女が、男とキスをする母親をじっと見ている写真もあり、全英は大騒ぎになった。

 掲載された日、セーラは王室メンバーたちとスコットランドのバルモラル城に滞在していたが、激怒され、城から追い出された。離婚後、セーラはヨーク公爵夫人の称号は維持したものの、「妃殿下」の敬称は失った。

 セーラとアンドリュー王子は離婚後も友人として、娘2人の親として友好的な関係を持ち続け、一緒にバカンスを楽しむこともあった。セーラは一時期拠点をアメリカに移し、ダイエット会社の広告塔になったり、美容関連商品開発に取り組んだりしていたが、ぜいたくがやめられず経済的に苦しむようになり、タブロイド相手に「アンドリュー王子との面会と引き換えに」多額の金を要求するなど、問題を起こし続けた。

 アンドリュー王子と黒い関係があったジェフリーとも、王子を通して面識があり、借金を肩代わりしてもらっており、このことについてセーラは謝罪している。

 数年前にはプチ整形したことを赤裸々に告白し、話題を振りまいたセーラ。「社会の常軌を外れたものだ」と大激怒していたフィリップ殿下の葬儀には招かれなかったが、エリザベス女王には「娘たちを立派に育てた」と評価されており、殿下を亡くして心痛の女王を慰めていると伝えられている。

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