コラム
【連載】わが子から引き離された母たち

「元夫には再婚してほしい」子どもを連れ去られ、共同親権運動を行うシングルマザーが今思うこと

2021/03/30 21:00
西牟田靖

――月の面会時間が3時間から5時間半に増えたそうですが、それはなぜですか?

 コロナ禍だということで、Skypeでのオンライン通話を始めさせたんです。すると子どもたちが喜んで、「ママと電話を切りたくない」と、スカイプの時間が4時間、5時間と長くなったんです。そこで彼に話して、「オンラインですら、これだけ長く交流できるんだから、実際に会って交流する時間ってオンラインより短くなるはずがない。長くなって当然じゃないですか」と言って延ばしました。

――すごい頭脳プレーですね。

 その後、タッパーに入れた食事を持って行くと、3人で玄関先で出迎えてくれるぐらい関係が良くなって、一緒に4人で散歩したりできるようになりました。このまま共同養育ができるのかなと期待するほどでした。弁護士事務所が休みのゴールデンウイーク中は相手方の弁護士を介さず、ある程度スムーズに連絡が取れたのです。

 ところが、5月の連休が明けたら、彼の態度が豹変してしまいました。「ご飯の差し入れはいらない」とか、「緊急事態宣言が終わったから自宅面会はなし、時間も通常の3時間とする」など。連休明けに、弁護士がいろいろアドバイスした結果そうなったんでしょう。

――ガッカリですね。

 でも、20年5月25日に緊急事態宣言が解除されたときに、私、腹をくくったんです。親権者変更の裁判中は「裁判中だから会わせない」。コロナになれば「コロナだから会わせない」。実際に緊急事態宣言が解除されても「会わせない」。親権者になれば、子どもの気持ちにかかわらず、会わせない理由なんてなんでもでっち上げられるのです。なら、自分で子どもたちと縁をつなごうと考えました。

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