ロイヤル・ブラザーズが断絶危機!?

メーガン妃、王室の「人種差別」暴露の波紋……ヘンリー王子とウィリアム王子に「兄弟仲は修復不可能」

2021/03/15 17:15
堀川樹里(ライター)
イギリスの若貴騒動なのか……(Getty Images)

 現地時間3月7日に放送されたテレビインタビュー特番で、2歳年上の兄ウィリアム王子との関係には「隙間がある」と激白したヘンリー王子。メーガン妃から「キャサリン妃に泣かされた」「花と一緒に謝罪してくれたから許したけど」という暴露も飛び出し、「自分との関係だけでなく、妻を悪く言われたウィリアム王子はかなり怒っているのではないか」「兄弟仲は、もはや修復不可能」などと心配する声が上がっている。

 今回のインタビューで、最も波紋を広げたのは、ヘンリー王子の妻で黒人のクォーターであるメーガン妃が、王室メンバーの誰かから「生まれてくる子どもの肌の色がどれくらい濃いか」を話題にされたという発言だった。放送後、公務で学校を訪問したウィリアム王子は、記者から「王室は人種差別的な家族なのか」と聞かれ、「まったく。人種差別的な家族ではないです」と断言。「ヘンリー王子とは話しましたか?」という問いには、「まだです。話すつもりですが」と硬い表情で答え、ネット上では「内心怒りまくりだろう」「口なんてききたくないだろうに」と察する声が多数上がった。

 メーガン妃の人種差別発言についてだが、司会者のオプラ・ウィンフリーはエリザベス女王とフィリップ殿下ではないと強調。ネット上では、「チャールズ皇太子では?」と推測する声が殺到し、過去にダイアナ元妃を苦しめたカミラ夫人共々バッシングする声が巻き起こり、大炎上。ヘンリー王子夫妻の結婚式で歌を披露した黒人ゴスペル合唱団が皇太子を擁護する声明を出すという騒ぎになっているが、ウィリアム王子はこのことについて心を痛めているだろうとみられている。

 今年に入り、ヘンリー王子夫妻は6月に100歳の誕生日を迎えるフィリップ殿下、エリザベス女王の誕生日を祝うトゥルーピング・ザ・カラー、7月に行われるダイアナ元妃の銅像建立セレモニーに出席するため、数週間イギリスに帰国すると報道。その後、メーガン妃は第2子の妊娠を発表し、帰国はヘンリー王子だけになるだろうとみられていた。だが、今回のインタビューの内容が王室のイメージをあまりにも悪くするものだったため、しばらくイギリスには戻らない、戻れないのではないかとささやかれている。

 しかし、王室専門家のラッセル・マイヤーズによると、「ウィアム王子もヘンリー王子も、7月1日に開催されるダイアナ元妃の銅像建立セレモニーには出席する」とのこと。

 銅像はダイアナ元妃が亡くなって20年たった2017年に、ウィリアム王子とヘンリー王子が共同で計画したもの。生きていたら60歳になっていた7月1日に母親の銅像を建立することは、2人にとってとても重要であり、セレモニーに出席する意思は変わらないと英メディアも報じた。

 昨年10月に発売された、ウィリアム王子とヘンリー王子の不仲の真相に迫る暴露本『Battle of Brothers』には、「異なる教育を受けてきた2人の仲は、メーガンが現れる前からあまりよくなかった」と書かれているが、果たしてダイアナ元妃の魂が、2人の間のわだかまりを解くことができるのか? それとも、視線を合わせないほど不穏な状態になっているのか? 入院中のフィリップ殿下に万が一のことがあれば早まるかもしれない、ロイヤル・ブラザーズの再会に注目が集まっている。

堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2024/02/13 12:29
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