[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

「イナバの物置」がオレの部屋!? 引っ越し先は80平米、家族3人の新居に「オレの居場所がない」問題が発生!

2020/11/16 19:00
叶井俊太郎(映画プロデューサー)
(C)倉田真由美

 ついに引っ越すことになった! 約12年ぶりの引越し。

 12年間住んだ家には大量のモノがあるわけで、連日その処分に明け暮れてる。全部持って行けばいいじゃん、と思われるが、引っ越す先の新居は今の自宅よりかなり狭くなるんですよ。床面積だと今の家は約95平米で、新居は80平米。さらにクローゼットの数も少なくなる。そんなわけで、モノや家具をそっくりそのまま新居に持っていっても、完全に入らない! なのでモノの処分をやってるわけだ。

 先日、約1,500枚のCDを某大手CDショップに買い取ってもらった。買い取り価格は衝撃の3,000円! まあ、今の時代CDは聞かないし、買い取っても売れないよね。それにしてもだよ? 1,500枚を1枚2,000円で計算すると300万円ですよ! それがたったの3,000円……。ちなみにCDを入れてたラックを粗大ゴミに出したら1,600円かかった。なので、マイナスにはならなかったけど、300万円で買ったCDが粗大ごみ代引くと1,000円程度になってしまったわけだ。

 そして、娘ココがいらなくなったニンテンドーDSのゲームソフト10個ほどを新古書店に買取のお願いしたいというので、一緒に行ってみた。そしたら、ソフト10個で300円。まあ、そもそも買い取りしてもらったソフト自体が中古で買ってるわけだから仕方ないけど。300円はココのお小遣いですな。

 そして、我が家で一番の問題は大量の本とマンガ。冊数は数えたことないが、この先二度と読まないだろうと思う本とマンガを、大量にダンボールに詰めた。そしたら約70個ほどになった。段ボール1箱で50冊くらい、70箱で3,500冊! 一体いくらになったのか? 約2~3万円ほど……。まあ、本とマンガもそんなもんか! 金払って粗大ごみに出すよりはよかった。

 結局、リサイクル屋に売っても引っ越し代の足しにもならん。とにかく売れないモノや家具は粗大ごみに出すしかないので、ほぼ毎週のように出し続けるしかない。

 そんな中、最大の問題がイケアの家具。10年前に某「クロワッサン」という雑誌の企画で、うちのリビング家具をすべてイケアの組み立て家具にリニューアルしてくれた。かなり大きいシンプルな収納家具なので、使い勝手は良かったんだが、今の自宅のサイズに合わせて組み立ててあるわけで、そのまま新居に持っていくことはできない。確実に新居には収まらない。しかも、巨大すぎてオレ一人ではバラすことは無理!

 なので、妻くらたまに「クロワッサン編集部の当時の担当者に連絡して、引き取ってもらえるかどうか聞いてみて」と言うと、「そんな図々しいお願いできるわけない!」と言う。ので、オレも知ってる人だから電話してみたよ、オレが。

 「ご無沙汰ですね、ところで引っ越すことになり、10年前のイケアのタイアップ家具って引き取ってもらえないですよね? 例えば、クロワッサンで引っ越し前、引っ越し後のビフォーアフターみたいな企画でどうですかね?」とダメ元でお願いしてみた。当然のごとく、イケアの引き取りも企画もダメ出し! 10年前の家具は引き取れないよな。捨てるしかないわけで。

 ちなみに、オレも妻くらたまもインテリアに全く興味がない。新居にはカーテンも照明もエアコンも何もないわけで、こういうの選んだり買いに行くのがマジ苦痛。なので、雑誌の企画でインテリアコーディネイトやってくれると助かるんだよなあ。という目論見で、「クロワッサン」にビフォーアフターの企画出してみたんだけどね。

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