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NiziUの“複数形態・ソロジャケット売り”が物議! 売り上げを気にして病むメンバー出る懸念も

2020/10/12 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

オーディションプロジェクト「Nizi Project」(通称・虹プロ)から誕生した9人組アイドルグループ「NiziU」の正式デビューを飾るシングル『Step and step』の詳細が明らかになり、ファンの間で話題になっている。

 12月2日にリリースされる同シングルには「Nizi Project」の総合プロデューサーJ.Y. Parkが作詞作曲を手がけたリードトラック「Step and a step」の他、新曲の「Joyful」と「Sweet Bomb!」、今年6月にプレデビュー作として配信されたデジタルミニアルバム『Make you happy』のリード曲「Make you happy」の計4曲を収録。

 また、初回生産限定盤A・B、通常盤という3形態だけでなく、各メンバーのソロジャケット9形態がファンクラブ限定の「WithU盤」として発売される。

 初回生産限定盤A・B、通常盤の購入者を対象としたオンラインイベントも予定されており、さらには購入店舗別にステッカーやポスター、クリアファイルなど10種類の特典がつくという。

 このニュースにファンからは「早く聴きたい」「ソロジャケットみんな美しすぎる」と歓喜の声が溢れているが、同時に「音楽で勝負かと思ったら売り方にガッカリ」とリリース形態の多さを批判する声も出ている。

 そのうえ、「ソロジャケットってメンバーの人気投票でもしたいの?」「ソロの売り上げ枚数を気にして病むメンバー 推しメンのために何枚も購入するファンが容易に想像できる」等、メンバーへのプレッシャーを案じる声もある。

複数買いで実質的な人気が見えにくくなることも…
 初回生産限定盤と通常盤のような複数形態のパッケージ販売や、店舗限定の特典は、昨今の音楽業界では定番化した売り方だ。アイドルのみならずアーティストやバンドでも同様の売り方をしている例は珍しくない。

 ただ、そうした売り方について「特典がメインでもはや音楽がオマケになってる」と否定的な見方も少なからずある。

 さらに今回のようなメンバーのソロジャケット販売では、人気のあるメンバーとそうでないメンバーの売り上げの差が如実になるため、メンバー同士の関係性やメンタル面を心配する声も出がちだ。

 それだけでなく、推しメンバーの売り上げに貢献したいという想いから経済力のあるファンが大量買いした結果、実際に購入した人数と売上枚数がリンクせず、メンバーの実質的な人気が見えにくくなることもある。すなわち、100人のファンが1枚ずつCDを買ってくれるメンバーよりも、1人のファンがCDを200枚買ってくれるメンバーの方が人気であるという見え方になってしまう。

 ただ、好きなグループや推しメンバーを応援するため、販売形態をすべてコンプリートしたり、さまざまな購入特典をコレクションしたりすることに幸せを感じるファンがいることも確かだ。そしてCDの売り上げは、グループやメンバーが活動を続けていくためになくてはならないものでもある。

 さまざまな工夫を凝らして売り上げを重視することが悪いとは決していえないだろうが、しかし……グループ内の人気順位が如実に見えてしまうようなやり方に批判が出るのもまた、当然の反応ではあるだろう。

最終更新:2020/10/12 20:00
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