[コラム]K-POPタテ・ヨコ・ナナメ斬り

TikTokで世界的ブーム再燃!? ネット時代の音楽ジャンル「Jersey club」――K-Pop・EXOの“キシキシ”音に注目

2020/10/03 19:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

――毎月リリースされるK-POPの楽曲。それらを楽しみ尽くす“視点”を、さまざまなジャンルのDJを経て現在はK-POPのクラブイベントを主宰するe_e_li_c_a氏がレクチャー。9月にリリースされた曲から[いま聞くべき曲]を紹介します!

今月の1曲‖썸 (XUM) – DDALALA

 A100 Entertainmentから9月24日にデビューした3人組グループ・XUM(サム)のデビュー曲です。

 実はついこの間までNeonpunchとして活動していた5人のうち3人がメンバーとして所属しています。事務所の経済的な状況悪化、メンバー2人の活動中断、新型コロナの影響などが重なりNeonpunchは解散することとなり、実質“再デビュー”的な立ち位置です。Neonpunch時代はYoutubeアカウントがハッキングに遭い、XUMデビュー前にはスタッフが新型コロナ感染者と間接的に接触があり検査をしたり、「DDALALA」のMV公開後も音質事故が発生しMVを再アップロードするなど不運が続いています。

 A100エンタはXUMとソロの女性歌手1人だけを抱える小さい事務所ですが、Neonpunch時代は音楽的にもハイクオリティなものをリリースしていたので、事務所の手腕があるのかないのかよくわからず、XUMでのデビューは期待半分不安半分という状態でした。いざMVがリリースされたらクリーンなイメージの強いK-Pop界でよくリリースできたな……というたくさんの女性が横たわったシーンが印象的な始まりのMVで、楽曲はまさかのJersey clubでした。リリース時の公式の文章には「シカゴハウスベースのクラブミュージックジャンルである”Jersey club”を取り入れた」と直接的に記載があります。

 作曲はシンサドンホレンイという韓国では有名な音楽プロデューサーが担当しています。ホーンの入ったファンク色の強いHiphop楽曲やEDMのBounceジャンルなどの楽曲が多く、ヒットメイカーとも呼ばれていますが、一方で盗作疑惑なども多く、韓国人のトラックメイカーの友人も、公式の説明文章に対し、どこまでJersey clubのことわかって作ってるんだか……と苦言を呈していました。

 最近はK-Popアイドルの衣装やコンセプトなどビジュアルの面でよく「文化の盗用」について指摘されますが、(それが本当に文化の盗用かどうかはまた別として)楽曲は聞いてすぐわかるものではなく、ある程度の知識がないと指摘できないこともあり、まだあまり議論されることはない……というのは、また今後そのようなトピックについて話ができればいいなと思います。

 EXOの「Tempo」によってJersey clubというジャンルを構成する要素の一つ「Bed squeak sound」(ベッドキシキシ音)が広まり、昨今たくさんのK-Pop楽曲に使用されていますが、ビート部分を引用した楽曲はK-Popではおそらく「DDALALA」が初めてだと思います。ということで、今月はアメリカはニュージャージー州のニューアークで生まれた「Jersey club(ジャージークラブ)」という音楽ジャンルについて解説します。

【輸入盤】デビュー・シングル:ダララ
ひたすらテンション上がる〜!

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