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佐藤健の真剣な役作りに感服! どんな役でも観客を魅了するのは「努力」の賜物だった

2020/04/04 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 佐藤健が30代にして再び大ブレイクと言える人気を獲得している。“彼氏感”が味わえるLINEやYouTubeチャンネルも話題だ。

 今年1月から3月に放送された主演ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)はのSNSで大きな盛り上がりを見せ、平均視聴率11.6%(ビデオサーチ調べ、関東地区)を記録するヒットとなった。今夏には映画『るろうに剣心』シリーズ最新作の公開が控えている。

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 佐藤健の俳優デビューは2006年。翌2007年に仮面ライダーシリーズ『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)で主演を務めてから、ドラマ『Q10』(日本テレビ系)や『龍馬伝』(NHK)、映画『BECK』など幅広い作品に途切れず出演してきた。

 “実力派俳優”として人々を魅了する佐藤健だが、その陰には並々ならぬ努力があるようだ。

佐藤健のストイックすぎる役作り
 佐藤健と言えば、ストイックすぎる役作りで有名だ。たとえば2015年に出演を務めたドラマ『天皇の料理番』(フジテレビ系)。本作は宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵氏の青年期から主厨長(総料理長)になるまでの人生を描いたものであり、佐藤は包丁の使い方を猛特訓した。

 ただ、佐藤にとってそうした役作りは“当たり前”のことだという。「AERA」2018年10月22日号(朝日新聞出版)で佐藤は包丁使いの特訓について以下のように語っている。

<主役の料理人役がきて、料理の練習をするのはとても自然なことだし当たり前のこと。特別なことをしたつもりはありません。料理ばかりしている人の役ですから、僕がいくら練習しても練習しすぎるということはないでしょうし、どれだけやっても足りない。どんな役でもそうですが、僕は少なくともこういう撮り方をしてくれたらその人物に見えそうだなと思うまでは練習します>

 さらに、「睡眠時間のコントロール」も彼にとって重要な役作りのひとつ。2015年公開の映画『バクマン。』では、締切に間に合わせるべく徹夜で仕事した状況を再現するために、ほとんど寝ていない状態で撮影に入ったという。

 アクションにも定評があるが、持ち前の運動神経や抜群の勘があってもアクションシーンの撮影は“過酷”という一言に尽きる。映画『るろうに剣心』シリーズでは危険なアクションシーンもワイヤーなしで撮影。2017年公開の『亜人』では激しいアクションを演じるために、めかぶ、サラダチキン、たれなしの納豆という食事制限メニューで体を絞ったそうだ。

 ちなみに、『恋はつづくよどこまでも』では佐藤のセクシーなキスが人気を集めたが、ラブシーンのフォームには『るろうに剣心』シリーズで培ったノウハウが活かされているという。

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 一方、昨年公開された映画『ひとよ』では、「だらしない身体」を作るために体重を増やし、普段は吸わないタバコを吸ったそうだ。

 これだけ多様な役をこなす佐藤には“器用な人”という印象もあるが、そうではない。本人は「器用なタイプではなく魂で乗り切ってきた」と昨年11月公開の「Movie Walker」のインタビューで語っている。

 一見、ありきたりなストーリー……などと敬遠してしまいそうになる作品でも、佐藤健の真剣な演技に引き込まれ、見終えた後には「名作」と太鼓判を押したくなるから、その力量たるや。次回の作品ではどんな“役者魂”を見せてくれるのか、楽しみだ。

最終更新:2020/04/04 20:00
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