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鷲見玲奈アナのテレ東退社「記念に脱いで」? 女性アナに性的魅力求める構造

2020/02/26 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 鷲見玲奈アナウンサーがテレビ東京を3月いっぱいで退社することがわかった。4月以降は芸能事務所セント・フォースに所属し、フリーアナウンサーとして活動する。

 2013年にテレビ東京に入社した鷲見アナは、同局の人気バラエティ『家、ついて行ってイイですか?』のほか、スポーツニュース番組『追跡LIVE!SPORTSウォッチャー』や『FOOT&BRAIN』のキャスターを担当してきた。

 しかし昨年12月発売の「週刊文春」(文藝春秋)が同僚の増田和也アナとの不倫疑惑を報じ、両名とも否定したというがネット上の騒動は沈静化していなかった。ただ、退社報道によれば、退社を決めた理由は「数年前からより幅広い仕事ができるフリーに興味を持っていた」ことにあるという。

 鷲見アナの退社を受けていわゆる“まとめサイト”には露出度の高い仕事への期待が目立つ。

<テレ東退社記念で一肌脱いでくれw>
<最近の傾向だと、フリー転向からドスケベ写真集出すとこまでテンプレ>
<局アナにはもったいないカラダ>
<セントフォースなら色気の増加も期待できるな>

 こうしたコメントが並ぶのはなぜか。元TBS局アナの田中みな実がセクシーな写真集を出版し大ヒットしていることも理由だろうが、そもそも女性アナウンサーへのいやらしい視線は以前からごく当然のものとして存在する。

 女性アナウンサーの仕事中の“パンチラ”“ブラチラ”を拾った写真は週刊誌の定番コンテンツだったし、テレビ局側がそれに抗議するわけでもない。アイドルアナ全盛期という時代もあった。いち会社員でありながら、女性アナウンサーはそうした商品とみなされてきたといえる。

 結果として現在は、ネット上に女性アナウンサーたちのきわどい画像やGIF動画をまとめたページも多々ある。あからさまな性的嫌がらせだが、それも職務上やむを得ないこととされているのだろうか。

テレビ局内でも女性アナウンサーへのセクハラ
 また、2016年放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、元テレビ東京でフリーアナウンサーの亀井京子アナが、局アナ時代に撮影現場で受けたセクハラ行為を明かしていた。

 亀井アナが担当していたスポーツ番組の冒頭の挨拶シーンでは、ハンディカメラで上から胸の谷間を撮影したり、横から撮影したりと、彼女のバストの大きさを強調するカットが多用されていたそうだ。現場のスタッフは、これを「上乳カット」「横乳カット」と呼んでいたという。

 しかしこうしたカットがネット上に出回ると、亀井アナはアナウンス部の上司に呼び出され「下品すぎるから隠せ」と注意を受けたという。彼女が望んで胸を強調するカットを撮影したわけではないにもかかわらず、撮影スタッフや編集スタッフではなくアナウンサー自身が「下品すぎる」と注意されたということだ。結局、亀井アナは胸元が見えないようガムテープで洋服を下着に張り付けるなどの対策をして仕事に臨んでいたそうだ。

 このエピソードを聞いたハリセンボンの近藤春菜は「スタッフさんがやってるわけじゃないですか」「そっちが怒られるんじゃないんですか?」と至極当然の怒りを表明していたが、たとえ理不尽でもそれがテレビ局の現実ということだろう。

 女性アナウンサーたちは仕事において、キャスターとしての語彙力や知性、誠実さや観察力、仕事への真摯な向き合い方だけではなく、性的に魅力的かどうかを品評されているようだ。

最終更新:2020/02/26 20:00
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