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スーパーアイドルの闇

ジャスティン・ビーバーが薬物依存のリアルを告白! 「スタッフが、僕の脈があるかを確認していた」

2020/02/07 18:29
堀川樹里(ライター)

 薬物依存治療を受けるようになり、かなりの時間がたってもなかなか無気力から抜け出せなかったジャスティンは19年、原因を突き止めるために全身をくまなく検査。その結果、ライム病とエプスタイン・バーウイルス感染症に罹患していたことが判明。ライム病は精神神経系の症状が強く出る細菌性の感染病、エプスタイン・バーウイルスは倦怠感が強く出る伝染性単核症であり、担当医は「以前、精神科医が診断した双極性障害は誤診」と断言した。

 「薬が抜けた状態になってから、私たちは関係を持つようになった」と明かした、ジャスティンの妻ヘイリーは、若者の薬物依存について、「(精神的に)苦しい時にセルフ・メディケイト(=自分で自分を治療しよう)として手を出す」という持論を展開。常にジャスティンのそばにいて愛情を注ぎ、心身の健康をサポートしているという。

 ジャスティンは最後に、「世の中には才能を持っている人がたくさんいるのに、無駄にしている人が多い」「変われるチャンスがあるのに、そのチャンスを生かせない人が多い」と新作アルバムのタイトルに込められた意味を語っていた。

 5日に公開された第6話では、不安症と戦いながら新作アルバムを制作するジャスティンの姿を紹介。行動学のスペシャリストであるメンタルヘルスの専門家によるセラピーを受けながら、父親のように見守り続けてくれているマネジャーのスクーター・ブラウン、絶妙なタイミングでストレスを解消できるよう気を配ってくれるヘイリー、ほかにも大勢のスタッフの支えを得て、最高のアルバムを作ろうと奮闘する姿をカメラは追っている。

 この第5話と6話の配信後、ネット上では、「親は選べないから気の毒だよね」「親のせいにしてるけど、仕事の量があまりにも多すぎて、頭がパンクして薬に手を出したのでは?」「現実逃避のために悪いことしたと言ってる。パパラッチも問題だけど、あの異常なコンサートの数が元凶でしょ」などと同情が集まっている。

 一方で、「今の彼も全く健康的に見えない。ライム病じゃなくて、依存症からは抜け出せていないのか、もしくは精神的に病んでいるように見える」「まだまだ具合悪いのに、新作アルバムを作らされたり、新作アルバムのPRのためにドキュメンタリーを作らされているみたいだ」と、見ていていたたまれないという人も。

 5月に始まるツアーのミーツ&グリート付きVIPチケットの価格が約1,500ドル(約16万5,000円)と高額であることも話題となっているジャスティン。無理のないスケジュールで、体調と相談しながらファンを満足させるコンサートを開催してほしいものだ。

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2020/02/07 18:29
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