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メルカリは手数料が…お得度を「ラクマ」「PayPayフリマ」と比べてみました

2019/11/23 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

3大フリマアプリどれがお得?
 最近、テレビでフリマアプリのCMをよく見かけるようになりました。メルカリ、ラクマ、そして、今年の10月にリリースされたばかりのPayPayフリマ。

 それぞれが独自のPRを行っていますが、いったいどのアプリを使うのがお得なのか、いまいちわからないという方も多いと思います。というわけで、今回は、この3大フリマアプリを様々な視点から比較してみたいと思います。

※あくまで個人の見解です。どうかご理解ください。

ユーザー数1位は「メルカリ」
 2019年11月末現在、圧倒的にユーザー数が多いのは、言わずと知れた、メルカリです。「フリマアプリ=メルカリ」が定着し、「フリマアプリやってる?」と聞かれたことはないけれど、「メルカリやってる?」と聞かれたことはあるという方もいるかもしれません。

 今年9月に、メルカリの累計取引数は5億件を突破し、日本国内の利用者数は月間1,350万人を超えるということが発表されました。

 ラクマもユーザー数を伸ばしていますが、メルカリと比べると、およそ半分ほどと言われています。サービス開始から間もないPayPayフリマの正確なユーザー数はわかりませんが、出品されている商品の数から見ても、まだまだだということが想像できます。

 が、しかし、 Yahoo! が本気を出して手掛けるPayPayフリマが、今後、どのようなキャンペーンを仕掛け、いかにユーザー数を伸ばしていくのか、2020年のフリマアプリ業界、下克上の可能性も大いにあると個人的には思っています。

販売手数料の安さ1位「ラクマ」
 メルカリと、PayPayフリマの販売手数料が、10%なのに対し、ラクマは、販売手数料3.5%+消費税と少しわかりづらくなっています。

具体的に説明しますと、10000円の商品の場合は

10000×販売手数料3.5%=350円

この350円に消費税がプラスされるので

350×消費税10%=35円

販売手数料の350円に、消費税の35円を加えた、385円が差し引かれるということです。ちなみに、小数点以下は切り捨てとなります。

 それぞれのフリマアプリの最低出品価格300円で比べると、販売手数料は、メルカリとPayPayフリマが30円なのに対し、ラクマは11円。およそ3分の1というラクマの手数料の安さは、大きな魅力といえるでしょう。

※)メルカリは2019年12月1日まで、販売手数料無料のキャンペーン中です

売上金の使い道1位「ラクマ」
 商品が実際に売れたその売上金は、電子マネーとしてコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで使用することが可能です。しかし、そのポイント還元率にはそれぞれ大きな差があります。

 2019年11月末現在、それぞれのペイのポイント還元率は以下の図の通りです。

 メルカリの売上金を街で使用しても、ポイント還元はありません。ですが、メルカリは「ID」払いなので、楽天ペイや、PayPayで支払いできないお店でも使える場合が多いというメリットも……。SuicaやPASMOで支払いできるお店は、たいてい「ID」払いにも対応しているので、便利なんです。

 では、なぜ私はラクマを1位に選んだのか? 「なんちゃらペイを使うのは少し不安だけど、楽天市場でならたまに買い物する」という方も多いと思ったからです。ラクマの売り上げは、楽天キャッシュにチャージすれば、楽天市場での買い物に使えます。これは大きな魅力ではないでしょうか。

取引のやりやすさ1位「PayPayフリマ」
 2013年にサービスが開始したメルカリから、遅れることおよそ6年のこのタイミングで、新規参入した「PayPayフリマ」。

 メルカリでのやりとりに、少し煩わしさを感じていたユーザーにはありがたい改善点がいくつかあります。その1つが「出品者からの評価をなくしたこと」です。

 メルカリでは、購入者と出品者、双方の「評価」をもって取引終了となりますが、正直、出品者側から購入してもらった方をわざわざ「悪い評価」にすることは、ほぼほぼないのではないでしょうか。

 PayPayフリマでは、商品を受け取った購入者が、出品者を評価したところで、取引終了。たかが1回の操作ですが、わざわざ「評価」する手間が省けました。

 PayPayフリマでは、購入からの取引メッセージのやりとりの回数が制限されているのも特徴です。「ありがとう」「よろしく」の無限ループになりかねない取引メッセージのやりとりが疲れるという方にとっては、制限してくれて“ありがとう”かもしれません(とはいえ“15回も”メッセージが送れますが)。

掘り出し物が見つかる確率1位「PayPayフリマ」
 PayPayフリマでは、11月17日までに出品した商品に限り、送料を全額PayPayフリマが負担するという太っ腹キャンペーンが行われました。

 これまで「かさばる」「重い」「送料が高くついてしまう」「これ以上値下げできない」「まったく売れない」といった商品を、送料の負担を考えずPayPayフリマに出品できる出品者側からすると、ありがた過ぎるキャンペーン。

 ですが、購入者側にもメリットがあります。それは、メルカリやラクマでは、送料や手数料が高くついてしまうため、これ以上値下げできなかった“かさばる掘り出し物”を、PayPayフリマで見つけられる可能性が大いにあるということです。

 また、PayPayフリマには、ヤフオクから出品された(条件を満たした)商品も並びますので、ヤフオク組による“お宝”が手に入るかもしれません。

 ちなみにPayPayフリマでは、出品から30日が経過すると、自動的に商品が公開停止となります。11月17日までに出品された商品でも、一度公開停止となると送料無料の恩恵は受けられなくなりますので、“かさばる掘り出し物”を探すなら、今がチャンスです。

メルカリよりもラクマの方が規制がゆるい?
 メルカリに比べラクマの規約は多少ゆるめなのか、メルカリでは出品後すぐに事務局から削除されてしまったものが、ラクマなら普通に出品できるということがよくあります。

 もちろんそれは、メルカリの事務局がトラブルを招かないために、細かく規制しているわけですが、こちらが悪気なく出品したものが削除されてしまうということもしばしば…。

 というわけで、メルカリで出品できなかった商品は、1度ラクマで試してみてもいいかもしれません。

小見出し3大フリマ総合評価1位「メルカリ」
 様々な視点から3つのフリマアプリを比較してきましたが、2019年末現在、なんだかんだユーザー数が圧倒的に多いメルカリがもっとも強いです。

 ただ、先にも書いた通り、メルペイでの支払いにはポイント還元がありません。メルカリでの売り上げは、ある程度貯まったら手数料を払ってでも、銀行口座に移すことを個人的にはオススメします。

 さて、2020年のフリマアプリ業界はどうなるのか。新規参入のPayPayフリマが、どんな一大キャンペーンを仕掛けるのか? メルカリ、ラクマはどう対抗していくのか?

 いちユーザーとしては、3社が競合することにより、“あり得ないお得なキャンペーン”が爆誕することを、大いに期待しています!

最終更新:2019/11/23 20:00
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