美容・健康
【連載】美容整形Dr.高須幹弥に訊く!

自撮り&加工のし過ぎで整形依存に……。「スナップチャット症候群」をDr.高須が斬る!

2018/09/24 21:00

 海外でも似たような事例が上がっているようで、至近距離から撮影する自撮りでは鼻が大きく見えるため、それを本来の顔と誤認して、鼻を小さくする手術を希望する患者が殺到しているとのこと。骨格的な鼻の違いからか、僕は日本でそのような影響は感じませんが、写真が元で整形に踏み切るメンタル的な部分は同じでしょう。

 整形を決意するほど写真写りに悩んでいる人は、醜形恐怖症と同じような心理状態になっていると見受けられます。変える必要がないカタチの小鼻なのに「鼻の穴が大きいから、加工写真くらい小さくしたい」と小鼻縮小を希望する患者さんなどもいて、加工された顔や、たまたま見劣りする写りだった写真によって、間違った思い込みをしていると感じますね。

 脱するためには、「間違った思い込みをしている」ということを自覚して正していく認知療法が必要かもしれません。整形に踏み切る人は、決断という大きなハードルを越えるほど強く思い込んでいるので、どんなに説明しても、なかなか理解してもらえないことが多いですが、もし身近な人が悩んでいたら、「悩むほどじゃないよ」「そんなことで悩むのはエネルギーの無駄遣いだよ」と声をかけるなど、本人が間違いに気づけるように導いてあげてほしいと思います。本人が認識することが、治療の第一歩です。

 自分の顔を確認する方法は写真や鏡くらいしかありませんよね。鏡は左右が反転するだけで、ほぼありのままが見えますが、それでも、光の当たり具合で実際より老けて見えたり、逆に若々しく見えたりもするんです。写真だって、前述の通り一瞬の表情をとらえたものなので、思いっきりかわいくも撮れるし、思いっきりブサイクに写ることもある。そこを理解して、1枚の写真が自分の顔のすべてだと思わないようにする心がけが大事だと思います。

高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
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最終更新:2018/09/25 18:08
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