美容・健康
大久保ニューの【美のぬか床】 第25回

まさに「筋肉鉄仮面」! 20代のフェイスラインを持つ“顔ダンス”開発者に聞く美容人生

2016/07/10 21:00

 その後、独自の「たるみ改善プログラム」を提唱したブログが、大きな評判を得る。現在は、講演、執筆、インストラクターの養成と、世界を股に活躍中だ。今後、してみたいことをおうかがいすると、たるみレスな笑顔で「テレビ等を通じて、もっともっと広めたいですね」と答えてくださった。私は相当“顔ダンス”で楽しませてもらっているので、今後「顔でいろいろなスポーツ競技をする『顔リンピック』なんてどうでしょう?」と、ふざけた提案してみると、「面白いですね☆」と乗ってくださった。いつの日か、顔面で体操の白井選手のような動きができることを期待しております☆

■顔面に「筋肉のガードル」を装着すべし

 それにしても、おきゃんママさんのフェイスライン。50代というか、20代だとしても「キレイ☆」と称賛したくなる引き締まりっぷり。いわく「加齢とともにたるんでしまうのは仕方のないことなので、表情筋を鍛えて固めるしかないんです。『筋肉のガードル』を装着する感じですね☆」とのこと。筋肉鉄仮面! しかも驚いたことに「普段は鏡をほとんど見ません」と仰るではありませんか。「鏡を見続けていると、欠点を気にしてばかりになるので」って、確かにそうかも。まさに「鏡の見すぎ」で、顔の歪みが気になるJ子は「美の定説と真逆!」と震え驚いている。「大事なことは、楽しそうに笑えていること」というのは、心に油性マジックで書き残したい。

 「1時間くらい」とお願いしていたインタビューは、あっという間に時間オーバー(ふられた話に食い付きすぎて)。インタビュー後には「冷たいビールでも」と、笑顔で勧められ、終電まで男の話等で盛り上がった。ちなみに、おきゃんママさんの好きな顔の有名人はサンドウィッチマンの富澤だそう(私と一緒☆)。

 おきゃんママさんにお会いして、「成功されている方なのに、ずいぶんと優しい方だなあ……」と思ったが、優しい方だから成功しているのかもしれないと気づく。社長ばかりを狙う女友達が「成功者ほど腰が低い」と言っていたし。「気遣い」を制するものが、今の世で輝く人なのかもしれない。私もおきゃんママのような優しい笑顔ができるよう、これからも『顔ダンス』を教科書に励もうと誓い直した次第である。

おきゃんママ
たるみ改善コンサルタント。顔のたるみに悩む女性を救う“顔ダンス”開発者。「加藤ひとみ」の名前で、セミナーも開催しており、受講者から絶大の支持を得ている。著書に『【DVD付】顔ダンスで即たるみが上がる!若返る!』『たるみが消える! 顔ダンス』(ともに世界文化社)がある。

大久保ニュー(おおくぼ・にゅー)
1970年東京都出身。漫画家。ゲイの男の子たちの恋愛や友情、女の赤裸々な本音を描いた作品を発表。著書に『坊や良い子だキスさせて1』(テラ出版)、『東京の男の子』(魚喃キリコ、安彦麻理絵共著/太田出版)などがある。
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最終更新:2019/05/14 20:21
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