【連載】プウ美ねえさんのエプロンメモ

「W不倫相手に飽きられたようで悔しい」恋愛やセックスで“勝つ”という意味

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(C)熊田プウ助

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

【今回のお悩み】
「彼からのアプローチでW不倫が始まったのに……」
 W不倫をしています。最初は彼からの積極的なアプローチで始まったのですが、5カ月たった今では、メールもほぼなし、会うのは月1回、それもカーセックスのみです。飽きられたのでしょうか。何よりも、負けた気がして悔しいのです。(たかみさん、43歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 お悩みを拝読するときは、いつも客観的になろうとしているおねえさんですが、今回のご相談はそれがむずかしいです。なぜならおねえさんもセックスの勝ち負けを気にし、あまつさえ点数化したりして、負けがこんで足を洗うに洗えなくなったギャンブラーのような悲惨な状態にあるからです。つねにです。いいセックスが続いていたのにきゅうに飽きられる、「イケメンではないから選り好みなどしないだろう」とナメていた相手にふられる、そういうことが日常茶飯事です。負けの経験は悔しく、尾をひいてつらいものです。

 勝ち負けを気にしなくなるにはどうしたらよいでしょう。どんな人でも心変わりするということや、ブスにも、否セックス機会の少ないブスだからこそ選り好む権利があるとわきまえることでしょうか。負け中のひとに、そんな悟りは困難ですね。自分につれない人が「俺が間違っていた、ヤラせてくれ」と土下座して、それを足蹴にしたらスッキリするかもしれません。しかしそんなことも、めったに起こるものではありません。

 自分の勝ち経験を思い出しましょう。一回やったがイマイチだった人にメールでしつこくされた。仕草や言動で嫌な部分をみてしまい冷めてしまった。60点とつきあっていたが90点にいいよられ、前の男は16点くらいにしか見えなくなった……。そういう時、あなたは浮かれて楽しんでいますか? いいえ、健全な人にとって恋愛の「勝ち」とは興味を失うことであり、ワクワクする経験ではありません。負けて身を焦がすことが、もっとも恋愛をたのしんでいる状態なのです。そういう時に、相手を思ってするオナニーなど、ぐっとオツなものです。

【今月のエプロンメモ】
あえて読み飛ばし、触れもしませんでしたが、W不倫の月1カーセックスで「負けた気がする」など、欲どおしいにもほどがあります。あなたは、セックスを楽しめることにもっと感謝して、世のため人のために尽くす事で還元しなければなりません。おねえさんは、負けた気がして悔しいのです。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)など。最新刊『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)が8月16日に発売。

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あたちなんて、負けないと恋愛した気がしないわよ

しぃちゃん

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