角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第84回

同級生のいじわるに対する先生の対応は? ママ友との関係は? 私立小の1年間

2015/03/21 16:00

 しかも、そのできごとがきっかけで、今では娘とその子が超仲良しになって、「2年生は一緒のクラスがいい!」と言っています。先生がどんなマジックを使ったかわかりませんが、子どもってちょっとしたことで、傷ついたり、仲良しになったりするから、不思議ですね。

 ちなみに私は大田区立田園調布小学校という、公立の出身です。その時代は、竹刀をいつも持ってバチンと打つ先生が存在し、いまの世の中では考えられないくらい怖い体罰を行っていました。“金八先生”のリアルタイムの時代ですからね。中高は私立だったのですが、受験に失敗し、受かった学校もひどいところで、家庭科の先生が長い定規で体を打つというこれまたあり得ない教育現場でした。もちろん私立なんで、いまは校名を変えてうまく化け、学校ビジネスをやっているみたいですが……。私が中学受験したときは倍率が何倍もあった学校が、いまは定員割れで1クラスしかなかったり、起死回生で共学にしたら超人気校になったり、私学は移り変わりが激しいです。

 この読者の方が一番気になるのが、私立ママ友事情だと思いますが、私は良好で、奉仕活動の帰りにランチをしたりしています。先日もクラス最後ということでランチ会をしました。専業主婦の発想なのか、土曜日に行われている父母会の帰りにはランチ会をせず、どうも「子どもが学校に行っている間」がいいらしいです。たぶん、土曜日の父母会の日は、夫や親に子どもを託しているので、なるべく早く帰りたいのだと思います。ランチの場所はもちろん学校の近く。うちからは遠いけどね(笑)。

 フルタイムで働いているママでさえ、「体調悪いってことにして仕事休んだ」と言って参加される方もいて、みんなママ友とのお付き合いを優先しているのが見て取れました。高校まで続く関係なので、最優先ですよ!

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では7歳の愛娘の子育てに奮闘中。

最終更新:2015/03/21 16:00
首都圏・東日本国立・私立小学校進学のてびき〈平成28年度版〉
小学校1年目を楽しくスタートできたことが素晴らしい!
アクセスランキング