噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第77回】

皮肉な運命! 震災後に心の平穏を取り戻した中森明菜が、活動に意欲的

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「女性自身」6月14日号(光文社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第77回(5/26~5/31発売号より)

 友人でもある作家・室井佑月の「福島県の給食に地元の食材を使うのはかわいそう」発言が物議を呼んでいる。NHKの『あさイチ』での発言だが、そもそも物議を呼ぶこと自体おかしいと思う。当たり前のこと、国民が常に不安に思っていることを言っただけなのに――。だが物議を呼ぶというのは、視聴者も「テレビでは本当のことを誰も言わない」ときちんと理解しているからだ。後出しジャンケンのように繰り出される重大情報、「安全」としか言わない専門家。検査さえしようとしないストロンチウム線量。パニックを恐れて本当のことを言わない政府、マスコミは国民をバカにしている。プラス将来の補償逃れ、である。

■小林聡美と三谷幸喜離婚
1位「週刊女性」6月14日号「『めめしい!』『イビキうるさい!』三谷へ突きつけた三下り半会話」
2位「女性自身」6月14日号「『私はあなたのママじゃない!』”マザコン夫”へ結婚16年目の結論」
3位「女性セブン」6月9日号「やっぱり猫で……離婚」

■二宮和也と佐々木希熱愛
1位「女性セブン」6月9日号「二宮和也・佐々木希 超モテの彼女変えた引きこもり愛」
2位「週刊女性」6月14日号「佐々木希 嵐・二宮との半同棲愛を直撃!」
3位「女性自身」6月14日号 ナシ

■「中森明菜 被災地に私の歌声を――実父が明かした『6月復帰』宣言!」(「女性自身」6月14日号)

 今週は3誌共に表紙をチャン・グンソクが飾った女性週刊誌であるが、さらに3誌そろい踏みだったのが小林聡美&三谷幸喜の離婚劇だ。全誌2~3ページを割き、「本当の離婚の原因」を必死で模索しているのだが、残念ながら真相にたどり着けてはいない。それも当然と言えば当然だろう。何しろ当人たちからして「これといったはっきりした理由があるわけではない」とコメントしているのだから。

 とはいえ、それでは済まされないのが芸能マスコミである。メンツに懸けても当人たちが「ない」という離婚理由を、「ある」ことにしなければならない。そして必死に”こじつけた”。だから3誌とも内容はてんでバラバラなのだ。

 まずは「週女」。巷間ウワサされている三谷の女性関係は直接の原因ではなく、小林が神経質でオタクの三谷の行動がいちいちカンに触るようになったと結論付けた。不満があってもすぐにはそれを表現せず、後になってめめしくもエッセーに書いて発散する。パーティーでちょこまかと動く。親戚の冠婚葬祭も不義理ばかり。かつては口答えしなかった夫が盾突くようになった。揚げ句「イビキがうるさい!」だって。時間がたつにつれ、愛すべき夫の性格を憎むようになる。なるほど、多くの妻が共感しそうな理由である。しかも”めめしい”というのは男にとってかなりのダメージだと思う。ということで1位にした。

 「自身」は必殺!姑問題だ。こちらも三谷の女性問題を否定し、小林を悩ませていたのは三谷のマザコン、母子関係にあると断じている。10歳で父親を亡くした三谷は母親とのきずなが強く、母親はストーカーに近い存在であること。昨年ソウルで戯曲を上演した際も母親を同行。今年4月に大けがをした三谷は、妻ではなく母親の連絡先を口にした。小林と三谷は食べ物の好みが違うため、三谷は実家に通って母親の手料理を味わっていた。にもかかわらず小林不在時に訪ねてきた小林父を家に入れなかった、などなど。母と息子のあまりの密着ぶりに孤独や不信を覚えたというのだ。嫁姑問題は女性週刊誌の永遠のテーマでもある。

 そして「セブン」は猫、である。結婚当時、小林は2匹の猫を飼っていた。猫アレルギーの三谷はそれでも必死に猫との共存を図る。子どものいない2人は、その後も犬と猫一匹ずつの家族を増やした。仕事に没頭すると食事もしない、結婚記念日の旅行をドタキャンする夫だったが、妻は愛猫に「ま、いーか」とつぶやくことで許してきた。だが08年から10年にかけ愛猫2匹が死んだことで歯車が狂っていった。うーん。ドラマ『やっぱり猫が好き』にこじつけたのか!? ”こじつけ度”ではナンバーワン、である。 

 さあ、この中のどれに読者は共感するだろう。離婚の本当の理由なんて当事者にしか分からないし、芸能マスコミは読者のヤジ馬的好奇心を満たせれば、それでいいのである。そういった意味で、女性週刊誌「必死の離婚原因こじつけ大作戦」はそれぞれが成功と言える。

 次は嵐の二宮和也と佐々木希の熱愛記事。これは5月22日付「日刊スポーツ」がスクープしたもの。「日刊スポーツ」によれば2人は週に2日のペースでお泊まりデートをしていると報じられた(とはいえ、昨年7月にはすでに「週刊文春」で2人の居酒屋デートが報じられていたのだが)。これに対し”自分たちの方がもっと知っている”とばかりにネタをぶつけてきたのが、「セブン」と「週女」だ。

 「セブン」によれば「日刊スポーツ」は佐々木の家に二宮が週2ペースで通っていると報じたが、その後日談として、震災後2人の関係はさらに発展し、佐々木が二宮の自宅マンションに引っ越して同棲していることを報じているのだ。また4月の朝、二宮の自宅マンションから出て夜もそこへ帰宅する佐々木を目撃、5月中旬の朝にも二宮宅から出てきた佐々木をキャッチしている。

「そもそも2人の熱愛は『セブン』のスクープだったようです。しかしその取材を察知した関係者が『日刊スポーツ』に情報を流したらしい。『日刊』はかつて二宮と長澤まさみの熱愛をスクープした関係ですからね」(芸能事務所関係者)

 一方、かつて二宮が「(長澤まさみと)順調に付き合ってます」という交際宣言を掲載、また2人の破局をもスクープした「週女」も黙っていない。2人の出会いはバラエティー『ひみつの嵐ちゃん』(TBS系)での共演以前で、恵比寿のカラオケ店だったこと、今年3月に二宮の自宅から100メートルほどの至近距離に佐々木が引っ越したことを報じている。

 「セブン」は完全同棲、「週女」は近距離半同棲と、これまた言い分は違っているが、2人の距離が超接近していることは共通だ。ちなみに嵐のグラビアを頻繁に掲載している「自身」は2人の熱愛報道を完全に無視していたことを付記しておく。 

 震災は人々の人生観を変えた。結婚相談所への入会が増え、婚約指輪の売り上げが上昇しているという。大地震や余震の恐怖の中、家族がいない不安や、生命に対する危機感などが指摘されている。来年は震災ベビーブームが到来するに違いない。

 また震災婚と同時に、震災うつも問題になっている。私の周辺でも、悲惨な津波映像や収まらぬ原発事故のニュースを見ているうちに虚無になり、何もやる気が起きない、という人が何人か出現した。

 一方、震災を機に元気になった人もいたようだ。それが中森明菜だ。昨年10月、免疫低下のため音楽活動を休止していたが、明菜父によると最近の明菜はかなり元気になったというのだ。

 これまで明菜は仕事のドタキャン、事務所とのトラブル、マネジャーとの確執などトラブルメーカーであり、その原因が精神的不安定にあると言われてきた。だが今では「被災地の人を励ますためにも歌いたい」と言うまでに回復しているという。平時に不安にさいなまれ続けた明菜だったが、大災害を機に生きる気力を取り戻したということか。あまりにも興味深い。人間の心は不思議だ。今回の震災は、人を心の病にし、逆にある人にとっては心の病を治癒する効果まであった。それほどまでに今回の大震災は衝撃的だったのだ。

『中森明菜 in 夜のヒットスタジオ』

ごはんいっぱい食べて、大きな声出してね!

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