映画『お前の母ちゃんBitch!』公開記念インタビュー

「子どもが出来ることを嫌悪する男はいない」人妻の性と恋を描いた内田春菊監督作

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初の監督作について、内田春菊さんに
語って頂きました。

 漫画家・小説家としても、役者としても活躍されている内田春菊さんの初監督映画『お前の母ちゃんBitch!』が9月25日~11月5日までテアトル新宿で行われる『Love&Eros CINEMA COLLECTION』(ラブ・アンド・エロス・シネマ・コレクション)の中の一つの作品として上映されることになった。

 男と女、その間に欠かせない性を表現し続ける内田さんが、映画で取り上げたのは専門学校生のユウと奔放な人妻・芙美恵の恋。登場人物、それぞれのセックス観の違いがテンポよく描かれており、鑑賞後は、芙美恵の潔さに憧れを持ち、セックスに翻弄される男の子を温かく見守りたくなる。人妻賛歌ともとれるこの作品について、セックスについて、監督の内田さんに伺ってみました。

――人妻の芙美恵さんは、専門学生のユウくんに、あなたの専属の恋人にはなってあげられないけど、子どもなら生んであげられるかも、と言う。一方、若い女のコのモモちゃんは、嘘か本当か分からないけれど、ユウくんに一方的に「妊娠しちゃった」と迫りお金で解決しようとする。男としては、一体どちらが怖いのでしょうか。

内田春菊(以下、内田) わははは(笑)。そうとう怖いと思うよ、どっちも! 男の人ってけっこう口で言っていることと、本当の気持ちって違うんだなって、一人目を産んだときに思ったんですよ。その頃、一緒に映画を見に行ったりするくらいで、何にもしていなかった男の人から「あれ、俺の子どもだったかもしれないんだよね」って言われて! そんなのあるわけないじゃない、何もしていないんだから。でも他でも、そういう発言がいくつも浮上してくるの。それが不思議で、男の人って子どもが出来るってことに嫌がるってイメージがあったんだけど、場合によるんだな、と。

――男の人は、みんな意外と父親になりたいんですね。

内田 一生、面倒見なくちゃいけないとか、この女の人だと大変そうだとか、そうじゃないとか、子作りに関していろんな要素があるんだとは思うんですけど、ただ単に自分の子どもが産まれてくること、そこに本当に嫌悪感がある男の人はそんなにいないもんなんだなと思いましたね。

――芙美恵さんとユウくんがセックスをしているとき、彼女は「中で出してもいいよ」って言っているので、ゴムを着けていないこと分かったのですが、着けずにいたのは? 

内田 この映画を考えるにあたり、女性用のAVを何枚か借りて見たんですよ。その中ではゴムを着けているシーンがあった。なるほど、と。思ったんだけど、でも、それは……今回は省いたって言うか……。

――意識的に、「中出し」というものを使いたかった?

内田 そうした方が男の子が「大丈夫なんだろうか?」ってすごい不安になるでしょ。そこにポイントを置きたかったの。

――一方、芙美恵の方の夫婦関係も、惰性というか……。

内田 そう、映画の中でも主演の鈴木砂羽ちゃんがカラオケのシーンで、旦那さんのことを「パパ」って呼ぶんだけど、あれがまずいよね。日本人って名前じゃなくて、役割で呼び合うようになるじゃない。一番小さい子ども目線からの私が「ママ」になったり、自分の母が「ばぁば」になったり。「パパ」って言いながらセックスできるのかっていう。

――春菊さんはパートナーのことをなんと呼ばれていますか?

内田 「あなた」って呼んでいますよ。本当は名前で呼びたいんですけど、一度婚姻関係にあったときに「あなた」って呼んだら、すごく機嫌がいいんですよ。それでね……ついつい。「あなた」撤回したいんで、チャンスをうかがっているんですけどね、名前で呼ぶと偉そうに言うなって言われてしまって。そう、ちゃんと小さい子に何か言うときは「かーちゃんはね」って言いますけど、子どもが大きくなって物分かりがついてきたら「私はね」っていうようにマメに変えていますね。よその人は一辺倒で手抜きしているなって思いますよ。

(後編につづく)

映画『お前の母ちゃんBitch!』
監督:内田春菊
出演:鈴木砂羽、小林優斗、亜紗美、貴山侑哉、松尾貴史、小沢仁志、他

・『Love&Eros CINEMA COLLECTION』公式サイト

『お前の母ちゃんBitch! [コミック]』

って言われてみたいです

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