[女性誌速攻レビュー]「with」10月号

悩める処女に伝えたい、「with」で放った辛酸なめ子の実用的なアドバイス!

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「with」2010年10月号(講談社)

 読者層、掲載ブランド、無難なテイストなど丸かぶりなゆえに愛読者以外にその違いが伝わりにくい「with」(講談社)と「MORE」(集英社)。先日女性誌レビューでご紹介した通り、今月号の「MORE」は400号記念号。「with」はどうされているかと思えば、表示の「with」の文字にかかるように「創刊29周年記念号 Pre 30th Happy Year」のロゴが! ライバル誌のお祭り騒ぎに負けじと、29周年記念号を打ち出してくる素直さが魅力ですね。今月号は「MORE」の離婚特集に対抗したのか、「結婚の壁」という特集を打ち出してきました。「with」の結婚観、とくと拝見したいと思います!

<トピック>
◎結婚の壁
◎恋のコンプレックス
◎「1年で100万円!!」実例私の貯蓄サクセスの秘訣

■もっと聞かせてちょーだい

 「with」の結婚特集はファッションページと、読み物ページの二本立て。ファッションページでは、ウェディングドレスやエンゲージ&マリッジリングのカタログページ、お呼ばれ服の紹介と無難なつくりのためにスルーさせて頂きます。

 読み物ページは、既婚芸能人へのインタビューから幕開け。柳楽優弥を「あんなに好きになれる人はいない」と語る豊田エリーしかり、「普通の生活ってこんなに幸せなんだって、絶対に思えるよ!」と語る北陽しかり、中山エミリが現在別居婚だといういらない情報まで頭に入ってしまうインタビューページで、一人ぶっちゃけてるのが、MEGUMI御大です。

 夫はいわずと知れた、Dragon Ashの降谷建志。デキ婚だったためか、彼に身ごもったことを伝えた時も「パニクっている彼を見て、『あなたがしっかりしてくれないと!』と思うことも(笑)」「報道陣が家の周りに集まって来るなど、そういった対応の面でも大変。入籍も、二人でコソコソ夜中に済ませたんです」とのこと。主演舞台の稽古中だったため、「舞台のことでもめましたし、周りから『なんでこんなタイミングで妊娠するんだ』とも言われました」。

 これこれ、芸能人の結婚ストーリーで我々一般人が欲しいのは、こういった”芸能の世界で結婚・妊娠が認められるまで”話ですよ。話の着地点は、「彼がギターを弾いていて、息子がその周りで遊んでいる姿」を見て、幸せを噛みしめているという所なんですが、結婚までのストロークは一般人が学ぶところはないような……。でも、読み物として面白かったからOK。きっともっとあるだろう、結婚へのドロドロとした道のり(旦那が報道陣に木刀を振りまわすとか)を、いずれサイ女で語って頂きたいものです。

■「婦人公論」シンドローム

 MEGUMIにあまりスペースを取ってしまいましたが、ようやく「with」読者の結婚観に迫りたいと思います。読者アンケートによると、結婚までの交際期間は「2~3年未満」が一番多く、結婚までの道のりも61%の人は「すんなりいった」とのこと。反対に「大変だった」という人の理由を見てみると、「彼がずっと煮え切らずケンカばかりでした」「親の反対にあって、険悪ムードに!」とか比較的平和な理由。

 また、6人の読者が登場した結婚体験インタビューでは、それぞれ「家族の壁」「お金の壁」「時間の壁」「私の中の壁」など、”結婚の壁”をどう乗り越えたかを語っています。が、その問題がまた平和。「結婚まで付き合いが浅い」とか、「もっといい人がいるかもしれない」と悩んだとか……。自分の中の小さな問題を、自分自身で大事にしちゃう人っていますよね。きっとこの特集に共感した「with」読者が成長するにしたがって、「婦人公論」(中央公論新社)読者に育ち、「私の人生って結婚だけでよかったのかしら」って悩みながら、ベニアズマを突っ込んだり、同級生と3Pしたりするんでしょうね。常に自分の中に問題作り続ける……女の悲しき性を垣間見た特集でした。

■処女=ひさしぶり、という新解釈

 まだまだ続く結婚特集は、結婚どころか恋もままならない読者に向けた「恋のコンプレックスどう向き合えばいいの?」に突入。恋のトラウマに悩む読者に、辛酸なめ子さんをはじめ、3人の識者がアドバイス。そしてやっぱりこの手の回答は、なめ子さんのアドバイスが輝いています。

□初めて彼に浮気されて以来、男性を束縛してしまう自分に嫌悪する人に
「ロシア人の友達がいるのですが、彼の妻はハッキングしてまで彼の動向をチェックしてましたよ(略)どうせなら、プロ並みにチェックしては?」

□ひどいフラれ方をして自分に自信が持てないという人に
「ハワイにネガティブな記憶をリセットする方法がいくつか言い伝えられていて(略)ポジティブな言葉を唱え続ける、というものがあります。試しにやってみてください」

 とワールドワイドなアドバイスを贈っていらっしゃいます。なめ子さんが外国人の方と積極的にお話される姿もなかなか浮かばないですが、きっと友人がいらっしゃるのでしょう。さらに秀逸なのは、28歳の処女に対する御言葉。

「方法は2つあって、一つは童貞と付き合うこと。(略)もう一つは処女がOKか確認すること。もし処女NGという男だったら、わざわざ告げなければいいだけの話。女はマグロでも何とも思わないし。もしくは”久しぶりなんだよね”と言っておけばまず大丈夫ですから」

 全国の処女に贈りたい、実用的なアドバイス。素晴らしいです。処女の多くは、「私処女です」と申告しなければいけないと思っているのかもしれないですが、そんな決まりはありません。クールな女気取りで、処女膜を捨てられる人が増えることを願っています。

 そんなこんなで、すっかり「with」の結婚特集に魅せられてしまった筆者。ほかにも、ダルビッシュ紗栄子の上を行く、楽天・岩隈久志の妻まどかのしたたかさ&自己顕示欲も一読の価値あり。一番面白かったのは、「元彼から言われた立ち直れないひと言」にあった、「天然ぶってるけど実は性格悪いな」。「with」読者の内面を見事に言い当てた彼の言葉を反芻しながら、ライバル誌「MORE」の離婚特集を読む、という夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。「女の幸せ」を前にすると、「明けない夜はある」と確信できると思いますよ。
(小島かほり)

「with」

そろそろ菅ちゃんを表紙から解放してあげてよ~

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