ヒット連発の編集者の今後は?

「Cher」本、「smart」を手掛けた宝島者の名物編集者が退職!

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「cher」手帳2010/宝島社

「付録のおかげで、出版業界でひとり勝ち状態が続いていますね。看板雑誌の『sweet』は、この時代に100万部を突破して、年内には200万部を目指そうって話ですからね。他の雑誌『steady.』や『In Red』も順調に部数を伸ばしていますから、しばらくは安泰ではないでしょうか」

 と社員が語る程、飛ぶ鳥を落とす勢いで売り上げを伸ばしているのが、宝島社だ。ニュースなどでも同社の女性誌ばかりが注目を浴びているが、着実に読者の支持を得ているのが「smart」だという。

「もともと、男性誌は『メンズノンノ』(集英社)の方が売れていたのですが、今は圧倒的に『smart』の方が売れています。いち早く、裏原系ファッションを取り入れたのも同誌ですし、裏原系を見捨てたのも同誌でした(苦笑)。また、人気が出る前から水嶋ヒロを表紙に使ったりと、先見の明がある雑誌でした」(ファッション誌関係者)

 それら全てを仕掛けた、宝島社の名編集者A氏が同社を退社するという情報が飛び交い、ファッション誌業界に衝撃が走っているという。

「まさかの退職で社内もその話で持ちきりです。宝島社では、唯一無二の編集者と言われてましたからね。最近では、あの人気ブランド『cher』のムック本も手掛けていただけに、何があったんだろうって社員は心配していますよ。『smart』を男性誌1位にしたのはA氏の手腕と言われていましたし」(宝島社関係者)

 しかし、起因となる出来事は既に起こっていたという。

「実は、Aさんは、数年前に『smart』の編集長を降ろされ、企画部という雑誌作りの現場から離されてしまったんです。そのときも、売上は右肩上がりだったので、社員が騒然としてました」(宝島社社員)

 それにもめげず、A氏は、あの人気ブランド『cher』の手帳やムック本に携わったり、ヒット作を作っていたが、3月いっぱいで退職が決まったという。

「いかんせん、この会社はワンマン経営で、組合もないような会社ですから、社員が何も言えないんです。社長の口癖は、『お前の代わりはいくらでもいる!』ですから。面と向かって言われた社員も少なくないようですよ……。今は付録のおかげで売れてますけど、今後はどうなるかわからないのに、強気ですよね」(同)

 その社長が力を入れていると言われているのが、月に1回行われているマーケティング会議。優秀な編集者よりも、マーケティングを選ぶことが出版不況を乗り切る術なのだろうか。

『Cher手帳 2010 (単行本)』

手帳だけど、「単行本」ってのがミソよ!

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