「GOSSIPS PRESS」編集長に聞く

“セレブ”というニュースバリューとパパラッチのギャラ

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 昨年誕生した日本初の海外セレブ専門ゴシップ誌「GOSSIPS PRESS」。同誌の大柳葵理絵編集長に、メディア側から見たセレブの魅力、そしてゴシップ誌には欠かせないパパラッチについて話を聞いた──。

※ ※ ※

 海外セレブやハリウッドセレブだけを扱う雑誌として、実験的に昨年6月にテスト号を出したんです。アメリカではセレブのゴシップを取り上げた雑誌が、近年、常に売り上げの上位にランクインしているんですが、まだ日本にはその手のものがなかったので、受け入れてくれるかどうかはホントに未知数でしたね。でも、そのテスト号の売り上げが初日から良かったことで、このジャンルでも勝負できるという手応えを得ることができました。

 現在の読者層は9割が女性で、少しずつ男性読者も増えてきています。諸説あるでしょうが、弊誌が取り上げる・セレブ・の定義は、ハリウッドスターにし
ろ、スーパーモデルにしろ、世界中の人々が憧れる人。中でも読者に人気のあるセレブは、アンジェリーナ・ジョリーとパリス・ヒルトンですね。片やアンジェ

リーナはブラッド・ピットと70億円の豪邸に住み、一方のパリスは来日したときに渋谷の109でショッピングを楽しんでいる。そんなセレブの意外な素顔や

優雅な私生活に、みんな関心があるんでしょう。

 記事や特集のネタ元は、独占提携を結んでいるアメリカのタブロイド紙「US

WEEKLY」「Star」や海外在住の特派員、企画によっては日本の映画配給会社やレコード会社の関係者、それにセレブに詳しいライターさんなどさまざ

まですね。ただ、海外から売り込みのあるネタには、ガセもあって……。この間なんて、アンジェリーナがただ道で転んだだけの写真なのに、「アンジーがブラ

ピとケンカ!」みたいな大げさな情報になっていました(笑)。裏の取れないネタは、基本的に決定的な写真が出るまで待つようにしています。

 現在主流となっているセレブニュースは、ブリトニー・スピアーズやアンジェリーナのときに話題になった・出産・ですね。その前がドラッグの使用や車の交通違反による・逮捕ブーム・だったので、落ち着いた話題が中心となっているんじゃないでしょうか。

 写真に関していうと、契約している現地のパパラッチから買い取る場合もありますし、向こうのコーディネーターから売り込みがあって買うときもあります

ね。写真提供料は対象者やシチュエーションによってまちまちなんですが、高額といえば、一度、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの初ツーショッ

ト写真を300万円で買わないかともちかけられたことがあります。確かにスクープ写真ではあるんですが、日本の雑誌がそこまで出す価値はないかな、と。た

だ、今はパパラッチの数が増えてきているので、写真提供料の単価自体は下がりつつありますね。

 それにしても、向こうのパパラッチはホントにスゴい。たとえば、セレブがビーチでバカンスを楽しんでいるとするじゃないですか。その目の前に数十人もの

パパラッチがズラリと並んで、パシャパシャ写真を撮る(笑)。それはもう、異様な光景ですよ。ただ、セレブ側もしたたかで、自身が手がけたり、広告塔に

なったりするブランドを宣伝するために、パパラッチを利用するんです。彼女たちにとってゴシップはある意味、ステータス。タブロイド誌の露出が減ると話題

に上らなくなってくるので、セレブ自らネタを売ることもあるくらい。やはり、海外はゴシップひとつとっても、考え方やスケールが違うんですよ。(談)

(高篠友一/構成、辰巳千恵/写真)

「GOSSIPS PRESS

発行:トランスメディア 定価:380円 発行日:毎月18日発売 公称発行部数:10万部

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