次々と新しいアイドルが登場

「生田絵梨花からバトン受け取った」乃木坂46、業界人に聞く“今後が楽しみ”なメンバーは？

2023/12/24 12:00

中重智樹（ライター）

乃木坂46の画像 — 気づけばデビューからもう12年経過した乃木坂46（C）サイゾーウーマン

　12月16、17日に、国立代々木競技場第一体育館で開催されたコンサート『超・乃木坂スター誕生！LIVE』を成功させた乃木坂46の5期生。昨年2月、5期生として11人が加入することが発表されて以降、目覚ましい活躍を見せる彼女たちは、来年2月に写真集発売を控えるなど、「いま急成長を遂げつつある」（芸能ライター）という。

　センターポジションを務めた5期生メンバーはすでに2人。1人目は、22年3月発売の29thシングル「Actually…」のセンターにいきなり大抜てきされた直後、自身の過去の言動への批判を受け一定期間活動を自粛した中西アルノ。そして今年8月発売の33rdシングル「おひとりさま天国」のセンター・井上和だ。

奥田いろはは「素朴ながら人を惹きつける歌声」の持ち主

　破竹の勢いでグループの中核的存在へと駆け上がる11人の中で、今後が楽しみな“伸びしろ”のあるメンバーは誰なのか？　業界関係者に話を聞いたところ、まず、子役としてキャリアをスタートさせた18歳のメンバー・奥田いろはの名前が挙がった。

「彼女は、来年5月から東京・新国立劇場中劇場ほかで上演されるミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』（以下、『ロミジュリ』）にヒロイン・ジュリエット役として出演することが決定（吉柳咲良とのダブルキャスト）。『超・乃木坂スター誕生！』（日本テレビ系）ではソロ歌唱の機会が多く、素朴ながら人を惹きつける歌声を披露しているだけに、この抜てきには納得がいきます」（業界関係者）

　奥田は、公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」の企画でも、柏駅前でギター弾き語りでの路上ライブに初挑戦するなど、「その“歌声”で存在感を示してきたメンバー」（同）とのこと。加えて、子役としても活動していたことから「演技にも覚えがある」（同）といえるだろう。

「『ロミジュリ』が彼女にとっての初舞台、そして初ミュージカルですが、きっと成功をつかむことでしょう。なお、同作のジュリエット役といえば、元乃木坂メンバーで、今やミュージカル女優として第一線で活躍する生田絵梨花が演じてきたことで広く知られています。奥田はそんな偉大な先輩からバトンを受け取った格好。現在はアンダーポジションの彼女ですが、実力があればその壁を軽々と乗り越え、大きな仕事が舞い込んでくることを証明しました」（同）

小川彩は齋藤飛鳥の系譜を辿る？

　次に名前が挙がったのは、グループ最年少メンバーである16歳の小川彩だ。

「5期生曲『いつの日にか、あの歌を…』でセンターを務めている小川。デビュー当初はあどけない印象でしたが、最近は一段と大人っぽくなり、ファンはその成長の過程を見守っています。また、11月から1カ月にわたり行ったロングラン公演『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』では、グループの代表曲『君の名は希望』（13年）でピアノ伴奏するなど多才ぶりを見せた。最年少13歳で加入し、昨年末に卒業した1期生のレジェンドメンバー・齋藤飛鳥の系譜をたどる予感もあり、どこまで伸びるか期待しています」（同）

冨里奈央は『カンニング竹山のイチバン研究所』に単独出演

　また、“なおもち”“なおなお”の愛称で知られる冨里奈央も“伸びしろ”のあるメンバーだという。

「つぶらな瞳と破壊力のある笑顔、またグラビアでも映えるプロポーションの持ち主で、ソロ写真集発売も期待されているようです。現在17歳の彼女は、まさに『未完成の魅力』の持ち主。どんな色でも染まる可能性を持ち合わせています。バラエティ志向も強いようで『カンニング竹山のイチバン研究所』（TOKYO MX）などにも単独出演しています。彼女は、乃木坂のオーディションを受けたことで、自分自身を変えることができたと話しており、グループを自己実現の場として捉えているのかもしれません。今後どう羽ばたくのか楽しみです」（同）

　主力級のメンバーがそろっているという乃木坂5期生。各メンバーにどんな適正があるのかはまだ未知数だが、「3期、4期生とともにグループの人気を支えていくでしょう」（同）とのこと。今後の彼女たちの活躍に期待したい。