10月期ドラマ、人気作はコレ!

2023年秋ドラマ中間視聴率ランキング! 『下剋上球児』『ミタゾノ』抑えた1位は?

2023/11/22 12:00
仲宗根由紀子(エンタメライター)
水谷豊の画像
水谷豊のライフワークが第1位(C)サイゾーウーマン

 10月にスタートした連続ドラマもいよいよ折り返し地点を過ぎ、後半戦に突入。最終回へ向けてますます盛り上がりを見せる作品がある一方で、視聴率が右肩下がりのドラマもチラホラ……。

 そこで「サイゾーウーマン」では、10月にスタートした民放4局のGP帯連続ドラマを対象に、第1~5話の平均世帯視聴率の平均値を算出。中間ランキングとして紹介する。

『相棒season22』が唯一の2ケタでトップ! 『下剋上球児』は安定

 1位は、高視聴率シリーズとして知られる水谷豊主演『相棒season22』(テレビ朝日系)で、第5話までの平均世帯視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。同ランキングでは唯一の2ケタでトップだが、全話平均13.3%だった『season21』と比べると少々寂しい印象もある。

 2位は、第5話までの平均が9.8%だった鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)。8%台だった第4話以外は9~10%台を記録しており、安定した人気ぶりがうかがえる。

 3位は、TOKIO・松岡昌宏主演の『家政夫のミタゾノ』第6シリーズ(テレビ朝日系)で、第5話までの平均は7.6%。今期、深夜帯からゴールデン帯に昇格した同ドラマだが、根強いファンの多さが数字にも表れたといえそうだ。

『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』、月9史上最低視聴率に?

 初回は7.8%で発進するも、第5話で4%台まで落ち込んだ月9『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)は、同ランキングで9位。今後もこの調子が続けば、全話平均で“月9史上最低視聴率”という不名誉な結果となってしまうため、なんとしても数字を回復させたいところ。

 一方、民放公式動画配信サービス「TVer」で好調な『いちばんすきな花』(同)は、『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)と同率で12位。第5話までの平均は5.0%で、厳しい状況だ。

 最下位は堀田真由主演『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系)で、第5話までの平均は3.1%。第4話まで3%台が続き、第5話で1.9%に急落。午後10時台のドラマで1%台とは、なかなか衝撃的だ。

 全体的には、フジ系の不振が目立ってしまった同ランキング。今後、順位の入れ替えがあるか、注視したい。

2023年10月期ドラマ、中間視聴率ランキング(民放4局、午後8~10時台)

1位:『相棒season22』(テレビ朝日系、水曜午後9時)11.7%

2位:『下剋上球児』(TBS系、日曜午後9時)9.8%

3位:『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系、火曜午後9時)7.6%

4位:『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系、金曜午後9時)6.7%

5位:『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系、木曜午後9時)6.4%

6位:『セクシー田中さん』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)6.1%
 同:『コタツがない家』(日本テレビ系、水曜午後10時)6.1%

8位:『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系、土曜午後10時)6.0%

9位:『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系、月曜午後9時)5.8%

10位:『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系、月曜午後10時)5.5%

11位:『フェルマーの料理』(TBS系、金曜午後10時)5.4%

12位:『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系、火曜午後10時)5.0%
 同:『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜午後10時)5.0%

14位:『パリピ孔明』(フジテレビ系、水曜午後10時)4.9%

15位:『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系、日曜午後10時)3.1%

※数字は第1~5話の平均世帯視聴率の平均値。小数点第2位を四捨五入。


仲宗根由紀子(エンタメライター)

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/11/22 12:00
シリーズ最低水準なのに1位の『相棒』って化け物ね?
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