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フジ新番組『木7◎×部』第2回の視聴率は……打ち切り圏内で“嵐復活”までもたない?

2023/11/09 09:45
仲宗根由紀子(エンタメライター)
嵐・相葉雅紀の画像
「フジ木7」枠を守り続ける相葉さん(写真:サイゾーウーマン)

 嵐・相葉雅紀とえなりかずきがレギュラー出演するバラエティ番組『木7◎×部』(フジテレビ系)の2回目が11月2日に放送され、平均世帯視聴率3.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人1.9%を記録。芸能関係者からは「嵐の復活まで番組がもたないのでは……」という後ろ向きの声も聞こえてくる。

 9月に終了した『VS魂グラデーション』の後継番組にあたる『木7◎×部』は、「学校にはない部活を芸能人が自ら立ち上げ、挑戦していく」という内容。

 番組内で“6つの部活”が活動し、そのラインナップは、相葉が部長を務める「一筆啓上(いっぴつけいじょう)部」、Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、オードリー・春日俊彰が部員として参加する「青春!あかぬけメイク部」、TOKIO・松岡昌宏や大黒摩季による「よくぞ選んだ!懐メロ名曲部」、ダンスに不向きな名曲にオリジナル振付を考案する「覆面振付バトル部」、料理YouTuber・リュウジらが出演する「節約贅沢クッキング部」、どんな状況でも格好いい表情を崩さずいられるかを試す「表情管理部」と幅広い。

 なお、番組公式TikTokは「覆面振付バトル部」の企画として、大仏の覆面を被った複数人が、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」を踊っている動画を配信中。ダンサーの顔は隠されているものの、ファンの間ではTravis Japanのメンバーで「ほぼ確定」とされている。

「前身番組同様に旧・ジャニーズ事務所のタレントが数多く出演する『木7◎×部』ですが、10月26日放送の初回2時間スペシャルでは、嵐・二宮和也やSixTONES・ジェシーもゲスト出演。性加害問題の影響で、音楽番組の旧ジャニーズ枠が減少傾向にある中、ゴールデン帯でここまで同事務所のタレントを大量投入する番組はなかなかない。ネット上では、これに喜ぶファンが目立つ半面、『フジは事務所に忖度しすぎ』と指摘する声も見られます」(テレビ誌記者)

フジが“相葉雅紀切り”に踏み切る可能性も?

 初回から平均世帯視聴率は5.1%(個人3.1%)と、微妙な滑り出しだった『木7◎×部』。2回目が放送された11月2日の同時間帯は、テレビ東京を除く民放キー局で同番組が最下位であり、裏番組の『THE 突破ファイル』(日本テレビ系/世帯9.1%、個人5.5%)、『プレバト!』(TBS系/世帯9.2%、個人5.5%)とも大差をつけられていた。

 また、フジでは同じく木曜のゴールデン帯でオードリーとハライチの冠番組『オドオド×ハラハラ』(木曜午後8時~)が10月19日よりスタートしたが、同番組が民放公式動画配信サービス「TVer」でお気に入り数6.5万(11月7日現在、以下同)を数えるのに対し、『木7◎×部』は半数以下の3.0万だ。

「嵐の活動休止に伴い『VS嵐』が終了して以降、この木曜午後7時台では『VS魂』(後に『VS魂グラデーション』へリニューアル)『木7◎×部』と相葉がレギュラーを務める番組が続いています。おそらくフジ側は、嵐が活動を再開する際、この枠で番組をやりたいと考えており、『VS魂』以降の番組は、それまでの“つなぎ”なのではないでしょうか。しかし、この先も今のような数字が続けば、フジが嵐の復活を待たずして“相葉切り”に踏み切る可能性もあります」(芸能関係者)

 一向に嵐が活動再開を発表する気配がない中、放送2回目にして不穏な数字を叩き出してしまった『木7◎×部』。現在は“打ち切り圏内”ともいえるが、今後、人気番組へと成長できるだろうか。

仲宗根由紀子(エンタメライター)

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/11/09 09:45
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