コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第625回】

King&Prince分裂とタッキー退社の原因とささやかれる“あの人”に触れない「女性自身」と「週刊女性」

2022/11/08 21:00
神林広恵(ライター)

 そしてジャニーズ事務所への忖度が十二分に発揮されたのが、2位の「女性自身」による滝沢秀明の退社特集記事ではないか。すっごいディスってる、もちろんタッキーを。

 例えば完全無欠だとタッキーを持ち上げたように見せて、こうこき下ろした。

「滝沢さんのもとで働いていたスタッフが、滝沢さんの細かな指示についていくのに必死で白髪だらけになってしまったことがあったそうです」(テレビ局関係者のコメント)

 さらにSnow Manの宮舘涼太は『滝沢歌舞伎』の稽古で7キロ痩せてしまったとか、タッキーが演出を担当した舞台『虎者』ではスパルタ指導が過ぎてTravis Japanの吉澤閑也が疲労骨折し、ほかのメンバーもけがや不調を訴えるものが多数などと指摘。こうしたタッキーの指導や、それを美徳だと思う姿勢は“時代錯誤”だとすら批判するのだ。

 まだまだある。タッキーはアメリカのミネラルウォーター輸入会社の取締役になっているが、それに関して疑惑があり(詳細は記事を読んでも不明)辞任したのではと、よくわからない臆測疑惑を紹介。揚げ句、退社時にタッキー本人からのコメントがなかったことをもって「社会人としていかがなものでしょう」と匿名のスポーツ紙記者に語らせている。

 しかもコメントがなかったと非難する一方、関係各所にタッキーから届いたあいさつ状が誌面に掲載されているのだ。社会人として立派に礼を尽くしていると思うが、「自身」、そして匿名のスポーツ紙記者はそうは思わないらしい。

 なんでもかんでも恣意的に批判する。一旦権力の座から落ちると、こんな仕打ちを受けるのか。懇意にしていたはずのマスコミから。しかもタッキーはジャニーズ事務所の副社長だったのに、関連会社「ジャニーズアイランド」の社長だったのに!

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