「元極妻」芳子姐さんのつぶやき142

「正義」の人なのに黒いから、ヤクザより怖い! 元極妻が考える最近の警察不祥事

2022/10/09 16:00
待田芳子(作家)

警視庁元警部が懲役2年の実刑判決

 この舌をかみそうな特別公務員暴行陵虐罪は実はけっこう報道されていて、最近では、警視庁の元警部さんが懲役2年の実刑判決を受けています。 

 現役時代からコワモテで薬物捜査では有名な方だったそうですが、警視庁本部で薬物依存の相談に乗っていた女性の胸を触り、裸を撮影したそうです。絶対余罪ぼろぼろありますね。

 とはいえ証拠はほとんどなく、携帯電話に女性の画像があったんですね。でも元警部さんは認めず、「職務に従事中に突然衣服を脱いだ女性に写真を撮るよう求められ、断れずに応じた」と言い張ったそうです。もちろん裁判官は信じなかったから実刑になったわけですが、物的証拠がないと、なかなか危ないですよね。

 警察官だけでなく刑務官の事件もときどき報道されます。9月には「男性収容者の陰部を触っていた男性看守」が特別公務員暴行陵虐容疑で東京地検に書類送検されています。

 依願退職していますし、起訴されるかはわかりませんが、これまたいろんな意味で怖いです。「元・極妻のくせに怖がるな」といわれてしまいそうですが、ヤクザは自分たちが悪いと自覚していて悪いことをするのに対して、警察官や刑務官は「正義」の人たちなのに黒い、というのが問題なんだと思います。

待田芳子(作家)

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2022/10/09 16:00
極姐2.0 ダンナの真珠は痛いだけ 待田芳子/著
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